オールド・ボーイ* チェ・ミンシク/ユ・ジテ/カン・ヘジョン
平凡な人生を送っていた1人の男、オ・デス。
何者かに連れ去られ、気が付くと部屋に監禁されていた。
その期間は15年…。一体、誰が何の目的で監禁したのか?
最初は、何の変哲もないただの酔っぱらいのおじさん(笑)。
15年間ってやっぱり長いよね…オ・デスは別人のような風貌。
その生活に自力でピリオドを打とうとしていた矢先に突然解放。
本当に展開が早くて、どんどん引き込まれる前半。この時点で
まだ〝なぜ?誰が15年間も監禁してたのか?〟の謎は残る。
中盤は、凄くリアルで目を背けたくなるシーンが続きます。
私は凝視して見れなかった…音がまたリアルだし…痛いし。
割と早いウチに監禁した相手も分かるんだけど…ここからが
本当の苦しみになる。〝監禁された事よりなぜ解放されたか〟
が相手にとって非常に重要なポイントになってたんだね…。
それには15年の年月が必要だった。ワケは後半でわかります。
人って知らないうちに恨まれてる事があるのかも知れない。
例えそれが理不尽な事や、自分自身が忘れてる出来事でも
恨む方は、その間ずっと、積み重ねてる…本当に怖すぎ!!
ホラー的な要素の怖いでは無く、心理的な部分の怖さです。
後半、また凝視できない場面が出て来ました。本と痛いって!
共有したかった罪…微妙なラスト…善し悪しって難しいね。
見応えはあったんだけど…何とも言えない気持ちだなぁ…。
出来るだけネタバレしないように、言葉を選びました(笑)。