デリカシーの無さという魅力 | H9生まれ、ぼっち大学生。その名もペンギン

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性欲とか精神の成長についても書くので一応言っとくと、ゲイ寄りのバイです。

 「○○君って、女の子が好きなの?」、と、こんな質問を時々される。

 俺は、自分が同性愛者だからって、そのことを自分の社会的な「表札」にしたくはない。言い換えれば、このネットで、「同性愛者のオレ(サマ)に、こんな質問してくる輩ってデリカシー無ぇわ~」なんて言いたくない。むしろ俺は、そういうふうにノンケさんを簡単に否定したくないというか、そういうデリカシーの無さってある意味ノンケさんたちの(いい意味での)ナイーブさとか無垢さとかから来るものだと思っている。

 こんなことを書いていると今度は、「俺って、ゲイの中でも分別があるような賢いアピールがしたい偽善者なのかな」と心配になってくるが、俺は偽善者ではない。やっぱり意地悪く、冒頭のような質問に正直に答えてやって、予期せぬカミングアウトにうろたえる彼らを見てみたいとも思う。どんな反応をするんだろうなとかは思う。「うろたえる」って決めつけちゃったけど、それには理由があって、だってそれを問うてきたノンケさんにもしもゲイ耐性(同性愛者に対するある程度の見解とか認識=デリカシー)があったとしたら、そもそもそんな質問をしようとは思わないと思うから。

 最初にも書いたこととも繋がるけど、ノンケが同性愛者に対するデリカシーを持っていないことってむしろ魅力だと思う。少年の心じゃん。悪意が無いからこそ堂々とできる問いかけじゃん。今の時代、ちょっとでもプライベートなこと、たとえば「恋人はいるの?」とか聞くだけでもセクハラ行為とみなされちゃうような世の中で、それでもこういう恋愛の話題を悪意無く振ってくれるのは、彼らノーマルたちなりの交友関係の一つなんだと思う。だから、一概に「デリカシー無ぇわ~」とは言えないんだ。

 

 --------あ。いや、やっぱりゲイならゲイらしく、サラッとあくまできつくない言い方で、「全く!デリカシー無いワね!(プンプン)」くらいに済ませておいて、それで終わり…そんな清々しさこそ今の俺に必要な態度なのかもしれないけどね(笑)こんなこと記事にしている俺の方が、ネチネチしてて社会性に欠けてるのか?(;'∀')