第7回JAFEAウエスタンオフロードカーニバル
開催日:平成23年4月17日(日)
開催場所:天王サーキット
主催:JAFEA西日本支部
四駆に触れて、見て、そして乗ることで四駆の楽しさを伝えようと、これまで趣向を凝らしたイベントを展開してきたJAFEA西日本支部。桜が満開の天王サーキットにて、恒例のオフロードイベントが開催された。
今回のイベントは、今までとは少し内容が異なる。3月11日に起こった東北関東大震災にて被災した方達へ向けたチャリティーイベントととして開催されたのだ。
JAFEA西日本支部蔦田支部長曰く「関西大震災では、多くの方達から温かい援助を頂きました。震災を体験してきたゆえに、今度は、私たちが被災地の方達に向け、なにかお役に立ちたいと考え、このたびのイベントを開催するにいたりました」と語る。
イベントの趣旨に賛同した参加者達は、200名以上を数えた。会場に駆けつけた車種は、FJクルーザーをはじめ、ランクル、ジムニー、ディフェンダー、サファリ、デリカ…等々。カスタマイズが施されたバラエティー豊かな参加車両を見ているだけでも面白い。
四駆ショップが主催するイベントだけあって、オフロード走行会も行われた。初心者コース、中級者コースに加え、子供向けにはキッズバイク試乗会も行われた。インストラクターやお父さんに助けてもらいながらコースを周回すると、瞬く間に子供達の腕前は上達していく。ちょっぴり照れながらも、でも風を切る心地よさを感じられるこのメニューは、大人気だった。
午後からは、今回のイベントテーマでもある「震災復興チャリティーオークション」が開催された。このオークションに持ち込まれた商品は、イベント出展社やJAFEA西日本支部をはじめとする業界関係社から出品されたものばかり。
クルマのパーツはもちろんのこと、子供向けのラジコンやトイガン、中にはカタログギフト券なども出品されていた。司会者のノリの良いMCに、ついつい金額が跳ね上がることも。このチャリーティーオークションでの売り上げは全額震災復興の義援金として寄付された。
北の大地に向けられたチャリティーイベント。主催する西日本支部もそして参加者も、決して多くを語ろうとしなかったが、「頑張れ、東北!」と彼らの温かいエールを強く感じるイベントだった。(水島 仁)
JAFEA西日本支部 蔦田支部長
「被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。イベント開催にあたり、支部会ではイベントのぜひを話し合いました。阪神大震災で助けて頂いたご恩を今こそお返しするときと、チャリティーイベントとして本日を迎えました。四駆の仲間として、一日も早く一緒に走れる日を、私たちは心待ちにしております。」
子供に向けられた「キッズバイク試乗会」。自転車さえ乗ることが出来れば、あとはインストラクターの指示に従うだけ! バイクの免許を持ったお父さん達は、子供と同乗走行も。皆あっという間に乗りこなしていた。
初心者を卒業したオフローダーに用意された「オフロードステップアップ走行」コースは、メイン会場隣に設けられていた。ヒルクライムとダウンヒル、モーグルを組み合わせたコースに何度もチャレンジする参加者の姿もあった。
こちらは「オフロード初体験コース」の走行風景。ベテランオフローダー指導のもとに、コースは開放されていた。コース途中の深い轍にタイヤをとられ、スタックすることも。また、ココを回避して走ることも出来るので、初心者にも安心して走ることが出来た。このコースは人気で、常に長蛇の列だった(写真右下)。
「オフロード初体験コース」のポイントとなる地点にはベテランオフローダーが配置されていた。この地点(写真右)をトライした多くがスタックしてしまったが、30年以上の歴史を持つ四駆クラブ「4X4 ROKKO」のクラブ員がレスキューしてくれた。
イベントメイン会場には、ブース村が置かれていた。「ブースには、出展会社の社長がいらっしゃるはずです。もしお目当ての商品があったら金額交渉もOKです」と、本部から威勢の良いかけ声も。これぞ関西!
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お問い合わせ:JAFEA西日本支部