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 当ホームページ・1月17日のトピック記事でもお伝えした、トヨタ博物館主催の企画展「収蔵車&資料でたどる自動車125年の歴史」。その企画展を取材に行って来ました!
 ベンツから始まったガソリン自動車の歴史、企画展では累々と繋がってきたその歴史を、年代ごとに10項目に分けてパネルと展示車両で分かりやすく解説。小路のようなスペースに古い年代から順番にクルマが並べられており、自動車のタイムトンネルを抜けているような気分になっちゃいます。今回の企画展は既存収蔵車を利用したものですが、詳細なパネル展示によって全く新しい印象に。
 トヨタ博物館はその名のとおり、TOYOTAの施設にもかかわらず、歴史的な名車を国内外から集めているのが素晴らしいところ。 ただ古いクルマを集めただけでなく、自動車技術、文化の進化に沿って体系的に収集されている世界的にも希少な博物館なのです。しかも、全ての収蔵車が美しくレストアされており、実走行可能な状態に仕上げられているというからオドロキ! この時代のクルマはこんな構造だったのか~っと、メカの勉強にもなっちゃいます。
 この企画展、4月3日まで開催されています。トヨタ車ファンはもちろん、自動車ファンなら誰でも楽しめることウケアイ。ぜひ友達を誘って、お子さんや家族を連れて出掛けてください! 面白さは保証します。5月22日には、クラシックカー・フェスティバルも開催されますよ。


■企画展概要
「収蔵車&資料でたどる自動車125年の歴史」
期間:1月25日(火)~4月3日(日)
場所:トヨタ博物館 本館2階特別展示室

■博物館概要
「トヨタ博物館」
住所: 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41-100
開館時間:9:30~17:00 (入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)及び年末年始
TEL.0561-63-5155

トヨタ博物館のホームページはコチラ


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ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン]
出ました! 今回の企画展最大のお目当て、パテント・モトールヴァーゲン(レプリカ)。今から125年前に製造された、ガソリン自動車の元祖と言われているクルマです。三輪だけどネ。水冷式エンジン、電気点火方式、バルブ機構、デフ、ギアなど現代も採用されている自動車の基本的メカニズムは既に採用されておりました。ベンツさんって、やっぱりスゴイ!


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横置きになっている鉄製の車輪みたいなヤツは、フライホイール。その奥にある赤い筒がエンジンです。右にあるドラムは、ベルトを介してデフに駆動力を伝えるためのもの。ムキ出しのカウンターウェイトがカッコイイ!

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車軸の中央にある銀色の筒は“デフ”。ベルト駆動なのでキャリアの形状は今のクルマと随分違いますが、基本的な構造は同じ。しかし、ベルトだけに滑ったりはしないんだろうか? 車軸の回転はチェーンによって車輪に伝えられる。


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パナール・ルヴァッソール]
昔、遊園地にこういうクラシックカーあったよね。フランスの超老舗自動車メーカー、パナール・ルヴァッソールが1906年に製作したクルマです。今では当たり前になっているFR駆動方式やラジエターの前面配置、密閉型ギアボックス、丸型ステアリングなどは、パナール・ルヴァッソールがいち早く採用したのだとか。現在でもブランドとしては健在で、フランスの軍用車両専門メーカーになってます。


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フォード・モデルT]
こちらはご存じT型フォード。世界で初めて大量生産されたクルマとして有名なモデルです。1908~1927年までの19年間に、なんと1,500万台以上生産されたのだとか! それまでのクルマに比べてドアやサッシ、フェンダーなどの作りはシンプルで合理化が図られていますが、その分お値段が安かった。展示車は100年以上前に製造されたモデル(1909年式)なのに、シャンッとしていて今にも走り出しそうでした。

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フォルクスワーゲン・タイプ60]
世界で最も売れた四輪車、通称ビートルことフォルクスワーゲン・タイプ1。こちらは1942年に製造された開発初期モデルです。本格的な生産は第二次世界大戦後からでしたが、試作車は1938年には既に完成されていたとか。

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トヨタ・パブリカデラックス]
このクルマを見て、懐かしい!という方はかなりのベテランさん。トヨタが'60年代に生んだ大衆車の名車、パブリカです。現在でもレストアして乗るファンの多いクルマですよね。展示車は水平対向式空冷2気筒700㏄エンジンが搭載されていたモデル。


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ホンダ・シビックCVCC]
1970年代、アメリカの排出ガス規制「マスキー法」を世界で初めてクリアしたシビックCVCC。商業的にも、大ヒット作となった。その功績を湛えてエンジン単体と車両を並べて展示。

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シボレー・ノヴァ]
1980年代にトヨタ自動車とシボレーの合弁企業NUMMIで開発された、5代目NOVA(ノヴァ)。ベースとなったのはスプリンターです。

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トヨタ・プリウス]
展示されていた初代プリウスは、ボンネットフードがスケルトン。エンジンとモーターなどの位置関係などが分かりやすくなっております。初代プリウスが発売されてから、もう13年も経つんですね~。

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i-unit & i-REAL]
トヨタが提案する次世代のパーソナルモビリティも展示。すっかり有名になったi-unit(向かって右)のほか、ちょっと小振りのi-REAL(左)もありました。

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企画展内ではお子様向け(?)に、クイズのコーナーも。素敵な笑顔を振りまいてくれているのはTAMキャストの加藤さん。展示車についてバッチリ解説してくれます!


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トヨタ博物館では、博物館の運営だけをしているだけではありません。ものづくりの姿勢を次世代に伝えるため、教育機関との共同プログラムも行っているのです。写真は愛知県刈谷市富士松東小学校生徒と行った「人と地球にやさしいクルマ」プログラムでの発表資料。生徒の皆さんが、未来のクルマを描いています。



1Fのレストラン「AVIEW」では、「企画展ランチ」(1,200円)が大好評!マジおいしかったです!
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