4日間で4人の監督に出会うかたちのワークショップをうちが始めたのは2005年のことでした。

まいにち日替わりで新しい監督と出会うことができる非常に貴重な4日間というわけです。

こういったカタチのワークショップのメリットは

第一に、多忙な売れっ子監督にも講師をお願いできるということと

第二に、監督と会う機会の少ない若手俳優にとってはなかなか無い機会ということ でした。

しかし、デメリットもあって、それは4日間に4人の監督と会うとなると

1監督あたりの接触時間が3時間や4時間となり、より深い人間対人間の出会いをするのは難しいということでした。

最近、そういう意味で、荒戸源次郎監督や吉田恵輔監督と、実験的に、お1人の監督だけと4日間あるいは5日間、ディープなところまで降りて行くワークショップを何回かやっています。

やってみれば、やはりこれは、やるべきものであることがわかります。

というのは、3日間ダメでも、最後の1日に光る演技をする人などもいて、監督が「おまえそういうやつなんだ」と発見して作品に使っていただける、あるいは、使っていただけないまでも、どのように自分をキャラ付けすれば受け入れられやすくなるかアドバイスいただけるというような場面に出くわすことがあるわけです。

毎日日替わりで監督と会う場合には拾えない人材が拾えることがわかりました。

今回、吉田浩太監督に4日間のディープなワークショップをお願いすることにしました。

「ユリ子のアロマ」「オチキ」「うそつきパラドクス」など人間の感情の揺れをきちりと深く繊細に描く丁寧な作品が定評の、これからの若手監督です。

ワークショップも、これまで4人の監督ワークショップで2度ほどお願いしています。

これが非常におもしろい。

そのワークショップに参加した人なら判ると思いますが、作品同様に、その場でも、人間感情を嘘なく丹念に演じて行かねばなりません。

それが出来た時の、空気感は素晴らしい。

俳優が輝く瞬間です。

今回、これを4日間にわたって行い、深い深いところまで降りて行きたい。

そう思って吉田浩太監督に4日間のワークショップをお願いしました。

7月には新作も撮影されるそうです。

これまで幾度となくws参加者の映画出演を決めてきた当ワークショップが狙うのはこれです。

この機会にぜひとも吉田浩太ワールドに参加されることをお勧めします。

 → http://alotf.com/ws/ws15/