妊活中心がけると、
今度はその後の子育てがハッピーになることが
たくさんある、ということに気づいた私。
そこで、この本は子育て中の方に書かれた本ですが、
妊活中のあなたも知っておいたらいいのでは?
と思い、WEB読書会という形でご紹介させていただいています。
6回目の今日のテーマは
“血液を作る「鉄」は元気のファイナルアンサー”
です。
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全身の細胞に「酸素」を送り届ける、
とても重要な役割をしているのは「血液」です。
鉄はタンパク質とセットで血液の赤血球中の
ヘモグロビンを作ります。
そのため、鉄が枯渇すると
ヘモグロビンがうまく作れなくなり、
酸素を十分に運搬することができなくなってしまいます。
これが「鉄欠乏性貧血」です。
「貧血」というと、
「肌が青白い」
「めまいがする」
などの症状を思い浮かべるかしれません。
でもそれだけではなく、
「疲れやすい」
「だるい」
「集中力が無い」
などの症状も背景に貧血がある可能性があります。
血液の量が豊富でなければ元気では
いられないわけで
鉄は「元気でいる」ための決定打なのです。
鉄は吸収率が低い栄養素です。
鉄補給というと、
ほうれん草やひじきを思い出しがちですが、
非ヘム鉄(植物性食品)は吸収率が低いため、
赤身の肉や魚などのヘム鉄(動物性食品)を意識してとることをおすすめします。
血液を作るにはたんぱく質も必要ですが、
赤身の肉や魚なら「鉄+たんぱく質」を効率よくとれます。
子どもの貧血は
お母さんの妊娠中の貧血にまでさかのぼります。
なぜなら、
子どもはお母さんのおなかのなかにいるときに
受け取り、『貯蔵鉄』という形で蓄えて生まれてくるのですが、
「お母さんの貯蔵鉄と子どもの貯蔵鉄は比例する」
ことがわかっているからです。
つまり、
貧血のお母さんの子どもは貧血になりやすい!
さらには出生体重が少ないほど
貯蔵鉄の量も減ってしまいます。
子どもの貯蔵鉄がどれくらいか
は、目に見えないから分かりにくいですね。
でも、離乳食で鉄をきちんと
取っていなかった子が
「鉄欠乏性貧血」になるケースは多いのです。
よく泣く、落着きがない、
言語能力や認知能力が低い
などの発達の遅れは、
鉄欠乏の可能性があるのですが、
そうだとは気づかないまま大きくなることも。
今日からは鉄の少ない
麺類やパンばかりではなく、
肉や魚も毎日、たべるようにしましょう。
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子どもはおかあさんから鉄をもらって生まれてくる
ということはお母さんが
鉄をしっかり持っている必要があります。
そうでなくても、
妊娠中は貧血になり易い。
たくさんの血をつくって胎盤をとおして
あかちゃんに供給する必要があるからです。
自分のためだけでは無いんですね。
だからこそ、
妊活前からしっかり鉄+たんぱく質をとっておくことは
元気な妊婦生活、
産後のお母さんの回復、
元気な赤ちゃんのためにも、
とても有効なんですね。
妊娠前にこれを知ってるあなたはラッキーです!
次回は
「腸内細菌」
のお話です。
今日もあなたが笑顔で過ごされますように✨
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