こんにちは、鮎澤です。
ご依頼くださる方に少しでも依頼の参考になればと、感謝の意を込めて私の作曲のやり方をなんとなく書いてみます。
YOSAKOI、ゲーム、劇伴、アーティスト向け、遊技機などなど、音楽ジャンルは違いますが、だいたいやってる事は一緒です。
YOSAKOI音楽を例にすると、まずクライアント様とミーティングします。
特に学生チームは毎年毎年、代が変わるので音楽担当者がとても多いです。
忘れない様に(だいぶ忘れるけど)"よさ名"(YOSAKOI界でのニックネーム)と、その由来を聞きます。
このよさ名が、チームによっては実にエグい!
下ネタ名が先輩から後輩に引き継がれていく血統もあります。
もう、ほんと、いや、そんなニックネームなんて人前で呼べませんでしょうよー(〃▽〃)テレテレ
って、
話がそれました。
なんの音楽にしても、作った曲が実際使われているシーンを頭の中で映像としてイメージします。
曲をゼロから作るというよりも、
イメージした映像の、そこで鳴っている音楽を具現化していく作業になります。
できるだけ、具体的にイメージする様にしています。
どんなステージで何色の衣装を纏っているのかは当然ながら、体感する気温がどんなで、観客にはこんな人がいて、
警備員さんらスタッフさんが目を凝らしていて、
カメラマンがここら辺にいて、他会場の音や道路等の環境音が聞こえていて、祭り屋台のイカ焼きの匂いがして、美味しそうだけど、
自分は二日酔いだから食べる気にならなくて、などなど。
そんな場所にいて、素晴らしい演舞を見てめちゃめちゃ感動している自分をイメージします。
その時に頭の中に聞こえてくる音楽をコンピューターに起こします。
頭の中で自然に鳴っている音楽をコンピューターで具現化するとか言うと、
なにカッコつけちゃって、なんて思われるかもしれません。
鍵盤を触りながら、歌いながら、作りながら、ここはこの音にしたら、もっと良いんじゃねかとか考える作業ももちろんあります。
そういう意図した音の運びや楽器づかいもどんどんやっています。
まず始めの着手としては、それらのイメージだという事です。
だからこそイメージしやすいテーマは作りやすいです。
自分が感動している状態をイメージしているので、自分が特に好きな音楽、聴きたい音楽になる傾向が強いです。
それが自分の得意な音楽です。
あまり好きではないタイプの音楽、苦手な音楽を作ろうとしても、感動させられるものは作れません(当社比)。
自分が良いと思ってないのに、クライアント様から良いと言われても、受け入れづらいタイプです。
『自分が感動する=他人も感動する』とか言っている自己中心的な作曲家ですので、なんか、すいません。
ま、でも、チャイコフスキー作曲の『大序曲1812』
曲中に大砲ぶっ放す、実にファンキーでクレイジーなオーケストラ曲。
チャイコフスキー本人は駄作と言ったそうですが、
現代にも名曲としてその名を馳せています。
はい。
そういう事もある
何が言いたいかわからなくなってきたので、次回は具体的な作曲方法ご紹介~!
と言って逃げます。
最後に、
「アシスタントさん募集中~!」とボソっと呟きつつ、今日はこの辺で!
また次回お会いしましょうー(飽きなければ)。