泉谷 閑示 / 講談社
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内容の充実したよい本です
講談社現代新書にまた一冊好著が加わった
中身は濃いのに・・・。


今日たまたま寄った本屋さんで

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 を立ち読みしました。


そのひとつの章に

「正常と異常」

という項目があった。


正常と異常はどこで境界線を引かれているのか?

そもそも引いていいのか?


無意識に線を引いていたな~と思った。


精神科医をしていると

ただ日本という国のシステムに馴染めていない人たち。

周りの人たちのほうが歪んでいるんじゃないか?と思える環境。


色々な場面に出会うらしい。

「日本という国に馴染めない」

はすごくわかるように感じた。


自分自身がそうなのかも…と思った。


まったく馴染めていない。


『違和感を感じずに、生活できている多数派の人たち。』

という表現もあって、とりあえず違和感を感じまくりの自分は

「違和感を感じていないんだ。」と軽くカルチャーショック。

当たり前のようにみんな違和感を感じているのかと思っていた。


人に色々考えていることを話すと、

「そんなこと考えていたらキリがない」

「そんな風に思うことない」

「考えすぎ!」

とよく言われる。


他の人には「そんなこと」だけど、

自分にとっては重要なことばかりなんだよ。


今まで極力、そういうズレは気にしないようにしてきたけど、

そろそろちゃんと考えたほうがいいのかも。


何が普通で、何が普通じゃないのか?

何が正常で、何が異常なのか?


全然、わからない。


正常と異常ってただ多数派が正常で少数派が異常ってこと?