興味深い記事をみつけました↓
「菅直人首相が目論む?「脱原発解散総選挙」というウルトラ延命策」
http://news.livedoor.com/article/detail/5645583/
これまで独占状態だった日本の発電事業を自由化できるかどうかの瀬戸際みたいです。
これに対し、反対意見も↓
『再生可能エネルギー促進法は、孫正義氏率いる「自然エネルギー協議会」保護法』
http://news.livedoor.com/article/detail/5642461/
とりあえず電力会社自由化の道を切り開いて、なおかつ新しい技術開発へお金を誘導することでしょうか。
浜岡原発を停止させた菅政権を私は支持しています。
4本の木を植えよう! Four Trees Project
横浜黄金町にある昭和レトロな映画館、ジャック&ベティにて、
「ミツバチの羽音と地球の回転」を観た。↓詳しくはクリックしてね
4本の木を植えよう! Four Trees Project

後悔、怒り、希望・・・たくさんの思いが湧いてきて、なかなか整理がつかない。
上関原発反対運動を28年もの間、続けてこられた祝島の人達に、まずは尊敬と感謝を。

この映画は2010年以前に撮られた。
「島の人たちだけで原発計画をつぶすってことは絶対できん。
だけど、引き延ばすことはできるぞ。
こちらが引き延ばしてる間に社会情勢がどんどん変わってきて、
原発がもう必要ないような世界になってくれればいいし、
もう原発はだめだという風な世論形成ができてくれればいいんだけど・・・」
と運動の中心的人物は言う。
そして今、震災を機に世論形成ができつつある。
瀬戸内海の貴重な生態系は、彼らによって守られている。

島でヒジキや魚を捕り、農作物を育てる暮らし。
私の故郷も瀬戸内海沿岸で、小さい頃おばあちゃんの家に行くと、
おやつに茹でたシャコやら、おばあちゃんが丹誠込めたミカンやスイカを食べさせてくれた。
懐かしい思い出とともに、大人になってからの自分の思考や行いについて、
考え直さざるを得ない何かが自分の中で動き始めた。
みんな、よい教育よい社会よい暮らしを求め、そしてグローバリズムの時代。
置き去りにしてきたもの、失ったものへの郷愁は感じても、方向性を変えることはなかった。
けれども、この映画は、その先には未来がないことをはっきりと私たちに突きつける。

そして映画は、スウェーデンの持続可能な社会作りの取り組みへと場面転換する。
エネルギーの自由化を果たし、人々がどんなエネルギーを使いたいか選べる社会。
単に電力とひとくくりにするのでなく、
暖房には木材のチップを燃料に湯を循環させる設備を町単位で作るなど、
実にきめ細かく、多岐にわたる方法を駆使して、再生可能エネルギーを利用する努力を続けている。

スウェーデンの農場経営者とコーディネーターの言葉。
「バリアーをはずすんだ、新しいエネルギーを阻むものの。
最も大事なことは配電網にアクセスする権利だ。
例えば風力発電の電気を直接、消費者に売れるようにするんだ」
「ひとりひとりの個人が主体的に責任をもつことが大事なんだ。
約束するんだ、自分がこれをやる、あれをやるってね。
それで何かが始まる」

2020年までに、石油に依存しない社会になると宣言するスウェーデン!
日本にだって、私たちだって絶対できるはず!!

考えるきっかけになる事ばかりではなく、ドキュメンタリー映画ならではの面白さも重要。
祝島の人たち、特におばちゃんたちの飾らない人柄、また奥に秘めた強さに心打たれる。
また、祭りの映像は、厳かでありながら心温まる祭りの雰囲気が伝わってきて見事だった。
祭りの始まりは、平安時代、遭難した九州の神主たちを島民たちが助け、
手厚くもてなした事に由来するという。
映画『100,000年後の安全』

逗子のシネマアミーゴで、映画『100,000年後の安全』を見てきた。
人類が抱えている、原発による高レベル核廃棄物の量は250万トンを超えるという。
いま、原発を停める停めないに関係なく、これらは処理しなければならない。
日本では、最終処分事業は原子力発電環境整備機構(NUMO)というところが、
処分地を公募しているが、難航している。
そして今日、こんなニュースが!クリック→核処分場、モンゴルに計画、日米

フィンランドでは、約500mの地下に最終処分施設「オンカロ」が建設中で、
映画はその現場の映像と、プロジェクトの当事者たちのインタビューで構成されている。
処分場を埋め戻した段階で、完全に隠して忘れてしまうのがいいか、
それとも、掘るな!近づくな!といった警告文を記した碑のようなものを作るか、
どちらがいいかで意見は分かれる。
放射能が生命体に無害になるまでの10万年の間、誰かが掘り出してしまわないように
考えなければならないからだ。
じゅうまんねん~?
人類の歴史を考えてみても、全く想像の及ばない、遠~~~~い未来ではないか!
そうだよな~、ピラミッドは何年前?BC2500年、としても、たった4500年後ですら、
おどろおどろしい警告文を無視して掘り返してしまった不届きものがいた;;
警告文もなく、ひっそりと地底で眠りについていたウランだって掘り返されてしまった。
やっかいなのは人間の好奇心ということ。

映像は、岩盤を発破で吹き飛ばしながら、奥へ奥へと掘り進んでいく作業員とともに、
轟音こだまする地獄の入り口のような暗闇の先を見つめる。
未来の君へ、誰かが語りかける、
この先へ進んではいけないと。