こんにちは、カウンセラーの高橋リエです。
精神科医ではなくて、
臨床心理士、カウンセラーの先生ですが、
長谷川博一先生は、わたしの知るかぎり、
精神分析をしていくことで、
世の中を変えていかなければいけない、
そういう気概をもっている方です。
宅間守、宮崎勤、畠山鈴香、加藤智大、小林薫など、
世の中を震撼させた事件の加害者たちと面接しており、
犯罪者を養護するのか、売名行為では、などと
激しいバッシングも受けていますが、
犯罪加害者の全員が、被虐待児であることを、
まさに体を張って、訴えています。
心身の虐待を受けながら、
だれにも受けとめてもらえず、
恐怖、悲しみ、怒りという負の感情を
ためこんでためこんで、
ある日、ダムが決壊するようにブチ切れると、
どんな恐ろしいことが起こるのか、
（本人は解離していて覚えていないことが多い）
虐待を防止することが何より優先であることを、
世に知らしめるために、精力的に活動されています。
タイトルがちょっと怖いんですが、
『殺人者はいかに誕生したか』では
上記の加害者たちの悲惨な生育歴がわかります。
ご遺族や加害者の家族への配慮から、
あえて書かない、書けないことも多かったことを
うかがわせますが、一読の価値があります。
いきなり「殺人者」はちょっとハードルが高いようでしたら、
『お母さんはしつけをしないで』
から入るのも、オススメです(^^)
フランスではいまも、事件が起こるたびに、
精神医学者たちが喧々がくがく、
論議をするんだそうです。
日本でも、マスメディアがもっと建設的に
機能するといいのですが・・
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