2017年1月中旬。とうとう駐車違反を取られてしまいました。
子供達の送り迎えでほぼ毎日車に乗っていますが、一度だけデルフト旧市街のマルクト近くの車が入ってはいけないエリアに間違えて侵入してしまい、カメラでバッチリ監視されていて後日警告が来るという恐ろしい思いをしたこと以外は特に警察のお世話になることもなく、法定速度はしっかり意識し、信号も微妙なタイミングの時は停まるよう心掛けていました。
路上駐車に関しては車庫証明が存在しない路駐王国オランダにおいて周りの車の様子を見ながらおっかなびっくり路上駐車していたのですが、最近は堂々と自信を持って停めまくっていました。
デルフト旧市街の中心地近くの通りの運河沿いギリギリの駐車スペースが何となく定位置になりつつあり、ことあるごとにそのエリアに停めるようになっていてその日もいつも通り駐車して買い物や銀行に出かけ、1時間ぐらいで戻って来たところフロントガラスに何やら白い紙が挟んであるのに気がつきました。
「まさか!」と一瞬背筋に冷たいものが走り、その紙を見てみるとオランダ語の表記の中に89ユーロの文字が。帰って翻訳してみると許可車両しか停めてはいけないエリアなので罰金89ユーロ払ってねという正に駐車禁止の違反切符でした。ガビーン。
旧市街は許可車両しか停めてはいけないらしく、どこかに看板も立っているらしいのですが、オランダ語が読めないので身を以て勉強した状態です。周りの車のフロントガラスなどに許可証などが貼ってあるか見回りましたが特に分かりやすいステッカーみたいなものもなかったので、車両ナンバーが登録されているのでしょう。
日本の様な駐車禁止の黄色や緑のスタッフジャンパーのおじさん達の様な存在がオランダにも存在するらしいので恐ろしいです。
違反金が29ユーロで手数料が60ユーロというよく分からない内訳でしたが、日本の違反金よりは安かったので(今も15,000円でしょうか?)ネットバンキングで支払いました。
ちなみに2月に入ってからまた駐車違反の通知が届いて、今度はどこの禁止エリアに停めてしまったんだ?とドキドキしながら紙を見てみると既に支払った前回の駐車違反の清書レターでした。おそっ!
未だにどこが駐車OKでどこが許可がいるのか?分かりにくい現状です。
話が変わりますが、だいぶん経ってからガソリンを日本で言うハイオクを入れてしまっていたことに気付きました。
ガソリン車なので特に問題はないのですが、やはり金額がノーマルよりも高いのがネックです。
ここ最近はレギュラーガソリンでリッター1.50ユーロ前後、ハイオクで1.65ユーロ前後という感じです。日本円で約200円(レート1ユーロ = 約120円の場合)。高っ!!
ガソリンを入れる所の蓋に「BENZINE」と表記してあったので初めて家から一番近い日本でもお馴染みの貝殻のマークのShellのガソリンスタンドで給油する時に「V-Power BENZINE」と書かれていたので迷いなくそれを給油したのがそもそもの始まりでした。
他のガソリンスタンドには「V-POWER」がないことも多く、Shellでしか入れないようにしていましたが、よくよく値段を見るとスタンドの入口などに表示されている電工掲示板の値段よりも高いのでハイオクだと気付きました。
今はどこのスタンドでも扱っている「EURO 95」という表示のレギュラーガソリンを給油していますが何の問題もありません。
それとタイヤが若干たわんでいるのが気になっていたので、日本ではガソリンスタンドでサービスで行ってくれるタイヤの空気圧調整にもトライしました。日本でもセルフではやったことがなかったので事前にネットで勉強していくことにしました。
まず車のドアを開けたらどこかにその車のタイヤの適正空気圧の数値が貼ってあるとのことでしたが、車が古いからなのかどこにも見当たりません。ダッシュボードから車の説明書を引っ張りだしてそれらしいページを翻訳するも数値は書いておらず、何とかネットサーフィンで保有車であるオペルザフィーラのタイヤの適正空気圧を割り出すことに成功しました。
メモ代わりに書いておくと数値は前輪後輪共に「240」
状況に合わせて変化させるものらしいのですが、車にはほぼ興味がなかったので初めて知りました。
※後日、ガソリン給油口の蓋を開けた所にしっかり空気圧を示すシールが貼られているのを発見しました(笑)
スタンドの一画に空気圧のホースと掃除器のノズルの付いた機械が設置されていて、5セント、1ユーロ、2ユーロいずれかのコインを入れると使用でき、使える時間の長さが異なるようでした。
もちろん最低金額の50セントだけ投入してYoutubeで事前に確認しておいた手順で数値を設定し、タイヤに空気を送り込みます。これは自転車と同じ要領です。エアの出るチューブを引っぱって急いでタイヤ4本を順番に回っていくのですが4本目で無念の時間切れ。仕方なくもう50セント追加し4本目のタイヤに空気を送り込み、余った時間は掃除器を使って軽く車内を掃除しました。
次回からは駐車位置を考え効率良く4本のタイヤを素早く回れる様に心掛けたいと思います。
と、まあなんともみみっちい話になってしまいましたが、日本のサービスが素晴らしいということを改めて思うと共に、それがない故に自分自身が強くなれるということがメリットでもあるなと遠いオランダの地で思いました。