地獄の海外引越・オランダ編 | 英語できない資格もないパパ & 村上家の4姉妹 オランダ移住物語

2016年11月末。

オランダの物流会社から間もなくロッテルダム港に引越荷物が届きますというお知らせメールが来たので、無事オランダに荷物が届いたことでホッとし、やっぱり40日ぐらいで到着するんだなぁと思いながら次のメールを待っていたのですが、到着日から3日程経ったある日、コーディネーターさんから「物流会社がこちらから連絡がないから荷物を動かせない!」と怒りの電話がかかって来たという連絡が。

 

「え?え?どういうこと?」と戸惑い、先日の物流会社からのメールを読み返しても特にこちらが何かアクションをしなければならないという旨の記載はなかったのですが、一応「荷物を届けて下さい。」と当たり前過ぎる返信をすることに。

 

すると物流会社から「これは個人の荷物か?それとも会社の荷物か?」という確認メールと合わせて「税関で荷物に関税がかかった。」と約2,100ユーロの関税と通関手数料80ユーロ、管理料45ユーロの請求書が添付されて来ました。

 

「えーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?」

 

日本で引越をお願いしたE社に支払った約50万円の引越代で全て終わりだと思っていたので相当ビックリして、「何かの間違いではないか?」とメールするものの物流会社側からは「税関がそう言ってるから我々にはどうしようもない。」と言われてしまい、E社に事情をメールしました。

 

追い打ちをかけるように物流会社から「早く払わないと税関で1日55ユーロの倉庫代がかかってしまう。」という知らせも来て、何か輸入禁止物を運んでしまったのか?梱包した荷物の記憶を辿りましたが全く心当たりがありません。

 

E社からの返信を待っている間も、なかなか返信がない場合や「それはしょうがないですね。」と言われてしまった場合、結果そのやり取りの間にかさむ倉庫代などの恐怖心と禁止物に対する自分達の見解の甘さが招いたことかもしれないという自責の念など、あらゆるネガティブな妄想により冷静な判断を欠いてしまい、大きな大きな約2,200ユーロを慌てて物流会社に振り込んでしまいました。

 

入れ違いで、日本側の代理店にオランダの物流会社からの請求書の内容を確認してもらっているということと、通関手数料なども支払い済だというE社からの返信が来て心配しないで待っているよう言われましたが、週明けにオランダ側の物流会社からメールがあり、今度は「振込が遅かったから1日分の倉庫代55ユーロが加算されてしまった。」と追加の請求書が来てしまいました。

 

日本側の代理店からの回答はやはり全てオランダ側に支払い済みだということと税金はかからないはずだということで、代理店側からも再度連絡してもらいつつオランダの物流会社にもその旨をメールし、とにかく荷物を早く家に送って来て欲しいと要求しました。

 

先方からは既に日本側の代理店を通して提出済みのはずのパスポートのコピーや引越の際の書類関係のデータ等を要求されたり、メールでのやり取りが続きましたが、担当者が「今日は12時で退社するので別の者に引き継ぎます。」と言っていなくなり、引き継いだ担当者には何も伝わっておらず、また一から説明しなければならなかったり、同じ倉庫代の請求書が再度送られて来たり、こちらが「結局荷物はどうなった?」というメールを再三送ってもそれに対する回答はなく、翌日に持ち越したり、週明けになってまた別の担当者が対応し振り出しに戻ったりととにかくすさまじい対応の悪さで相当やきもきさせられました。

 

日本側からは一旦支払ってしまった税金は個人の貨物と分かれば取り返せるという情報をもらったので一まず安心でしたが、倉庫代55ユーロを支払わないこちらに対して先方に引越荷物を人質に取られている様な感じで、最初のメールから1週間経っても荷物が届くことはありませんでした。

 

払った税金がすぐ返ってくれば倉庫代は支払おうと妻が税関に直接電話してみるも、やはりその物流会社を通してでないとダメだったので、めげずにやり取りするしかありません。

 

毎日の様に「荷物はいつになるんだ?」というメールを無視され続けて、ようやく先方からお金を返金するという精算書と「週明けの月曜日の午前中は家にいるか? 家の前までトラックが入っていけるか?」という確認メールが届いたので「サンキュー! オールOK!」と返信をし月曜を迎えましたが、結局その日に荷物は届かず2日後の2016年12月14日(水)にようやく荷物がやって来ました。

実にロッテルダム港に荷物が届いてから16日後のことです。

 

運んで来た年配のトラックドライバーさんは良い印象の方で、一人で運べない電子ピアノだけ家の中まで一緒に運ぶのを手伝ってくれたり、透明テープでグルグル巻きになった荷物をほどくためナイフを貸してくれたりしました。電子ピアノ以外の荷物はマンションのエントランスの中と玄関前に積み上げて、半日かけてほぼ一人で部屋へ運び込みました。

 

10月24日から約2ヶ月ぶりの荷物との再会を喜んだのも束の間、そこからは支払ってしまった約2,200ユーロを取り戻すまではまだ安心出来ません。

 

最初に来た精算書には関税分だけの返金額しか載っていなかったので、関税手数料と管理料も返金されるはずだと主張し、メールを送りましたが、何せ返信が全然来ない。

 

1週間後ぐらいにまた同じ精算書が送られて来たり、一体どんな仕事の仕方をしてるんだ?とさすがに腹が立って来てる中とうとう妻がブチ切れて

 

「そもそも最初のメールの時点でちゃんと対応してくれてたらこんなことにならなかったんちゃうんか!こちとら海外引越なんて初めてやねんからもうちょっと親切に説明してくれな分かるわけないやろ!最初に個人の引越荷物って返事したにも関わらずそのまま税金取ってどないすんねん!それに手数料なんかも日本側からきっちり支払われてるはずやのに二重取りやないか!2,200ユーロ言うたら個人にとっては大金やぞ!そっちのミスやねんから、いの一番に返すんが筋ってもんやろが!クリスマスまでに何とかせいっ!」・・・

という趣旨のことをオブラートに包んで英語で丁寧に且つ的確にメールしました(笑)

 

結果、最初の担当者はこの件を外れたか外された様で、代わりにその上司らしき人が丁寧に「努力します。」という趣旨の返信をして来て通関手数料と管理料の返金精算書が送られて来るも、結局年内にはお金は戻って来ず。

 

年明け1月3日(火)頃から早速「お金はいつ入金されるの?」とメールすると「すぐ処理しますね。」との回答だったので、思い出すたび銀行口座をアプリで確認しまくっていましたがいっこうに返金されず。翌週からもメール攻勢の手を強化してガンガンにメールを送り続けると水曜になってようやく「処理しました。」との回答。

 

しかし口座には全く入金されないので金曜の午後に妻が

「ホンマにえー加減にせーよ!今日中に支払わなかったら法的措置も持さない考えや!・・・」

と匂わすぐらいの勢いでメールすると「今から入金します。」という返信があり、2017年1月13日(金)夕方、ようやく入金されました。

 

もっとすぐ処理出来たはず!と疑うもとにかく大金が戻って来たので一安心しました。

きっちり倉庫代55ユーロが差し引かれていたのは納得出来ませんでしたが、もうこれ以上この件を蒸し返すのも気分が悪いので「サンキューベリーマッチ!良い週末を!」と、長かった物流会社との攻防でボロボロになりながらも、たつ鳥あとを濁さず精神でメールして幕を引きました。

 

我が家の不運な一例に過ぎませんが、海外引越は少々高くても日本の業者にお願いするのがいいのかもしれないなと思った次第でございます。