樋口了一さんの

「手紙~親愛なる
子供たちへ~」



以前から
いろんなメディアで
取り上げられ
今や全国的に
有名になったので

ご存知のかたも
多いだろう。



この曲を初めて
聴いたのは
昨年、地元のラジオ
番組でだった。



それまでは
いろんな
アーティストに楽曲
を提供している人。

私の大好きな
「朝花」
(石川さゆりの曲)
を作った人。


という認識しか
なかった。



しかし
初めて聴くその曲に


私は
号泣した。


ラジオを聴いて
しかも初めて聴く歌
で号泣なんて
そうそう
あることではない。


それは
半年以上も前のこと
だが


いま聴いても
何回聴いても


涙がこぼれる。



私には
子供がいないので

親が子を思う気持ち
は全てわかるわけ
ではないかも
しれない。


しかし

私が今まで両親から
受けた愛情を
考えるとき


やはりこの曲は
私の心に
深く 深く
響くのだ。


この歌詞に現実が
ある方々は
もっともっと
深く響いた
ことだろう。



私の両親は

いま健康で元気に
暮らしている。


永遠にそうあって
ほしい。


だが
人間という生物学上

それが不可能なこと
は百も承知だ。

いつか終わりは
やって来る。


しかし

私はまだ
あの二人に

「この子をこの世に
送り出してよかった
」と
思ってもらえる
ようなことが
何もできてない
ままだ。


何も恩を返せない
まま逝ってしまった
祖父と祖母の時の
ような後悔は
もうしたくないと
思っていたのに


気付けば
こんな年齢。



この「手紙」という
曲を聴くたびに


そういう
不安と焦りと

そして


無償の愛への
感謝があふれ



顔を見に帰って
みようかなぁと
思ったりする。


結局いつも前の日に
飲みすぎて
帰れなかったりする
んだけど。



父の日は
実家に帰って

晩酌に付き合おう。



不肖の娘が帰って
喜ぶかは謎だが…。