主は、アダムに宣言された。



「あなたが妻の言葉を聞いて、
    食べるなと、わたしが命じた木から
    取って食べたので、
    地はあなたのためにのろわれ、
    あなたは一生、苦しんで
    地から食物を取る。

    地はあなたのために、
    いばらとあざみとを生じ、
    あなたは野の草を食べるであろう。

    あなたは顔に汗してパンを食べ、
    ついに土に帰る、
    あなたは土から取られたのだから。
    あなたは、ちりだから、ちりに帰る」
 (創世記 3:17~19)。 

罪のない夫婦が、悪を知ることは、
神の ”みこころ“ ではなかった。

神は、彼らに
善を惜しみなく与えて、
悪は、さしひかえておられた。

それだのに、彼らは
神の命令に反して、
禁じられた木の実を食べてしまった。

こうして彼らは、
それを一生の間食べ続け、
悪の知識をもつことになるのであった。

このとき以来、人類は
サタンの誘惑に悩まされることになった。

それまで彼らに与えられていた
楽しい労働にかわって、
不安と労苦を
経験しなければならなくなった。

彼らは、
失望、悲嘆、苦痛をなめ、
そして最後には
死ななければならなかった‥‥

自然全体は
罪ののろいのもとにあって、
神に対する反逆の性質と結果を
人間にあかしすることになった。

神は人間を創造なさったときに、
彼を地とすべての生き物の統治者にされた。

アダムが、
天の神に忠誠をつくしていたかぎり、
自然全体は彼に従っていた。

ところが、彼が
神の律法にそむいたとき、
下等の動物は、彼の統治にそむいた。

こうして、主は、
その大きな慈悲をもって、
神の律法の神聖さを人間に示し、

彼ら自身の体験によって、
ささいなことにおいても、
律法の無視がどんなに危険であるかを
悟るようにされた‥‥

このとき以来、
艱難辛苦の生活が
人間の運命になったが、

これは、
愛のゆえに定められたものであった。

これは罪の結果、
人間に必要となった訓練であって、
食欲と情欲の放縦を防ぎ、
克己の習慣を発達させるためであった。

これは、
罪の滅びと堕落から
人間を回復する
神の大計画の一部であった‥‥

つづく‥‥

【引用文献】
人類のあけぼの
第4章 エデンの園の悲劇

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