夏子限界!! 早く出てってよ!! | 4.5畳の恋人。

夏子限界!! 早く出てってよ!!

夏子ねえねえ~♪
な、なに? 甘えるような声で……



夏子
「夏子がデートしたあとにさ、うちに帰るとさ」

「うん」

夏子
「別の男がいるのっておかしいよね?」

「ま、まあ、普通はないかもしれないね」


夏子
出てって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺 「…… (´Д`)



夏子
「もう限界!!」

俺 「もう諦めてよ。来月末には出ていくんだし」

夏子
「だっておかしいでしょ!? 寝るときくっついて寝るのよ!?」

「仕方ないよ、超狭いんだし」

夏子
「音楽聴くときも一緒なのよ!?」

「へ、部屋が狭いんだから仕方ないって」

夏子 「ご飯だって一緒のもの食べてるんだから!!
俺 「それは喜んで食ってるだろ (´Д`)



夏子
「愛する人と寝れないのに嫌いな人と寝るのよ!?」

「そんなに嫌いなのかよ」

夏子
「嫌いじゃないけど好きな人と寝たいの!!」

「俺と一緒に住んでること知ってるの?」

夏子
「言えるわけない!!」

俺 「……わかった。ちょっと早いけど、不動産探しする」

夏子
「本当!?」

「うん。で、夏子も手伝ってくれるって言ってたよね」

夏子 「手伝う!! 早く出てってよ!!
俺 「…… (´Д`)



夏子
「……」

「どうして俺とはやり直せないの?」

夏子
「前にも言ったじゃない」

「なんて?」

夏子
「一度終わった人とは好きだとしても付き合わない主義なの」

「……それマジな話なの?」

夏子
「うん」

「友だちにもなれないの?」

夏子
「友だちにはなれる♪」

「そうか……」

夏子 「夏子が危機になったら助けてね♪
俺 「…… (´Д`)