狭いとウイルス共同体 | 4.5畳の恋人。

狭いとウイルス共同体


間取図


そういえば2006年12月現在、ノロウイルスが流行っていますね。
幸い私は感染していないのですが、ちょうど今年の1月、
夏子がノロウイルス(?)に感染しました……。


「ただいま~」

夏子 「……おかえり」

「外すげー寒いよ!!」

夏子 「……うん」

「どうした? 元気ないね」


夏子 「……お腹痛い
俺 「ええっ!! 何か変なもの食べた!?



夏子 「……ううん、スーパーで買ったおにぎり食べただけ」

「熱は?」

夏子 「あるっぽい」

「……風邪かな」

夏子 「下痢もすごい」

「……風邪だよそれ」

夏子 「……嘔吐もすごいの」

「……それさ」


夏子 「……ノロウイルスかも
俺 「!!!!!!!!!!!!!!!


夏子 「……うわぁ~どんどん気持ち悪くなってく」

「……病院に行こう。点滴打ってもらおう」

夏子 「でも、もう夜中だし……」

「救急病院あるよ。ここらへんだと……」

夏子 「広尾の日赤病院」

「じゃあ、そこ行こう!!」


夏子 「でも……めんどい
俺 「いや、めんどいとかじゃなくてさ……



夏子 「行くのかったるいじゃない?」

「ハァ? 病気だよ!? ノロウイルスだったらどうすんの!!」

夏子 「ノロじゃないかもしれないじゃん」

「自分でもノロかもしれないって言ってたじゃん!!」



夏子 「よく考えるとノロじゃないかも
俺 「どう考えた結果だよ(´Д`)




夏子 「病院行くの面倒なの!!!!



「ノロだったら悪化するよ?」

夏子 「……」


俺 「こんな狭い部屋なんだから、俺にも感染るかもしれない


夏子 「ハァァァァァァァァ!?」

「!?」



夏子 「自分がノロになりたくないから私を病院送りにしたいのね!?
病院送りの使い方間違ってる



夏子 「サイテーーーーーーーーーーー!!」

「誤解もはなはだしいよ……(´Д`)」



夏子 「夏子だけノロになれっての!?
俺 「おかしな話になってきたぞ(´Д`)




夏子 「そういうときは、家で看病でしょ?」

「……モチロン看病はするよ」

夏子 「なら看病してよ!!」

「でも病院で診察受けて薬もらったほうがいいって」



夏子 「夏子の側でご飯作ったりお茶入れたりしてよ
俺 「いつもの俺だよソレ(´Д`)




夏子 「夏子は病人をいたわってほしいだけなの」

「いたわってるから病院に行こうって言ってるの」

夏子 「……一緒に行ってくれる?」

「行くよ」


夏子 「……しかたないなあ
俺 「自分のことでしょ(´Д`)






……病院。





医者 「ウイルス性の腸炎ですね」

夏子 「へぇー」


やっぱりノロだ……(´Д`)







……翌々日






俺 「ヤバイ……また腹が
夏子 「夏子に伝染さないでね!!



「……っていうか夏子さん、突然実家に帰るんでしょ?」

夏子 「うん、ごめんねー」

俺 「あ、あきらかに逃げてない?

夏子 「最悪!! なに言ってんの!? お母さんに会うのよ!!」

「あ、そう……(´Д`)」


ということで、皆さんも
風邪とノロウイルスには気をつけてくださいね。



ブロガーインタビュー

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