4.5畳のゲーム事情 | 4.5畳の恋人。

4.5畳のゲーム事情


間取図


夏子と「最近のゲームってすごいよね~」という話になって、
年末にゆっくり遊ぼうということになり、俺の同僚から前年
プレイステーション2の『ドラゴンクエスト8』を借りました。


俺 「モンスターが強すぎる……。急いで先に進みすぎたなあ」

夏子 「……ちょっと。どこまで進んだのよ」

俺 「えーと……」

夏子 「ああああ!! やっぱり言わないで!!」

俺 「あ、そう」

夏子 「っていうかさ……」

俺 「なに?」



夏子 「夏子より先に進まないでよ
俺 「は?」


夏子 「夏子よりも先にストーリー進めないで




俺 「あ、あのさ、言ってる事おかしくない?」

夏子 「おかしくない」

俺 「……(´Д`)」



夏子 「こんな狭い部屋でゲームやられたら、ストーリー丸見えじゃない



俺 「で、でもここでやるしかないし……」


夏子 「まだ読んでない人の前で、推理小説を朗読しているようなもんよ
俺 「……(´Д`)


夏子 「それに、音が気になるからイヤフォンつけて」

俺 「……はい(´Д`)」



夏子 「夏子はまだ“ライドンの塔”なの。それより先に進まないで
俺 「……オレ、そこまで進んでませんが




夏子 「……」

俺 「……(´Д`)」


夏子 「タラタラ寄り道してるんでしょう?


俺 「いや、結構急いで進んだんだけど……」

夏子 「モンスター出ても逃げればいいのよ」

俺 「う、うん」

夏子「薬草ちゃんと持ってるの? 最低8個は持ちなさい」

俺 「オレのペースで遊ばせてくれ」




夏子 「馬になったお姫様の泉に行った?
俺 「……そのネタバレきっついわー
(´Д`)



夏子 「ラーミアのイベントになった?
俺 「……もう何もしゃべらないで(´Д`)





夏子 「狭い部屋なんだからネタバレ仕方ないでしょう!?」

俺 「……もうさ」

夏子 「ん?」

俺 「夏子がクリアして、あとでストーリー教えて(´Д`)



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