妄想通信より最新の妄想ニュースをお伝えします。
東京妄想大学工学部などの研究グループが、最先端技術を応用した超高機能ラブドール
を開発したと発表しました。グループを率いる恵路井教授によれば、このラブドールは外見や性格がヒトに似ているだけでなく、人格を所有者好みに変容させる機能が備わっているということです。
恵路井教授「全てのラブドールはネットワークで互いに繋がっており、常にデータを共有しています。ラブドールが所有者とコミュニケーションをとると、そこで得られたあらゆるデータはクラウド上に送られます。こうして得たビッグデータを活用し、特徴空間上で各所有者を分類するわけですね。そして最終的には所有者の好みに合わせてラブドールの人格を形成していくという仕組みです。」
また、外見に関しても高度な技術が盛り込まれているそうです。
恵路井教授「ヒトの肌や唇や毛の質感を完璧に再現すべく、我々は材料開発をするための人工知能を開発するところから始めました。そして、質感、耐久性、毒性などを吟味して数百万の化合物の中から有望な数百種類を絞り込み、そのうえで試作品を作成しました。合成法が確立していなかった材料は化学メーカーらと協力して一から開発を行いました。分子量を変え、分子構造を変え、混合比を変え、加工プロセスを変え、結晶構造を変え、表面の形状を変え、コーティングを変え、ありとあらゆる試行錯誤を重ねました。昼夜土日祝日問わず実験と計算を繰り返し、何人もの学生が青春の全てを捧げ、そしてついに我々は辿り着いたのです。若い女性の滑らかな肌に。艶やかな唇に。潤んだ瞳に。」
教授は今後、企業などと協力して製造プロセスの大規模化を進める計画だということです。
※これはフィクションです。