我が家の問題犬その1、秀吉君です。

秀吉専用ソファ

 名前は立派ですが、寒がり屋の怖がり屋。

近いでしょうか? 
 
宅急便や客人に吼えまくります 

どうやって治したらよいのか、悩みの種でした。

番犬というお仕事をしてきた柴犬だからしょうがないかなとあきらめていましたが、学校で、いろいろ学ぶうち、希望が出てきました。

まず、試したのが、拮抗条件付けというもの。
嫌なことが起こっているけど、好きなことも同時に起きて、微妙にうれしい!うれしい!とやってるうちに、嫌なことが嫌でなくなるというもの。

例えば、宅急便のお兄さんが来る → 吼える → お兄さんがおやつをくれる → ?いい人
→ この人好きかも! → 吼えない…という具合です。

待ち構えていて、お兄さんに協力を依頼。
お忙しい中、快く引き受けてくれました…が、おやつを食べ終わると再び吼えるという、恩を仇で返すような仕打ち 

そこで、シェイクトレーナーというのを使い、罰を与えることに 

シェーカートレーニング 
 
この中に金属玉が入っていて、振るとガチャガチャと金属音がします。
犬には苦手な音です。

罰を与えるときには、まず、インパクトが大切です。
可哀そうだからと中途半端な鳴らし方では、犬が慣れてしまいます。
最初に最大の音を聞かせます。

そして、鳴らすタイミングも大切です。
吠え出したその瞬間に鳴らさないと、自分のどの行動に対して不快な音が鳴るのかがわからず、問題行動の修正にはなりません。

もちろん、鳴らしたり鳴らさなかったりではダメです!
一貫性が必要です。
できれば、各部屋にシェイカーを置いておくといいのですが、これ、結構高いんです。

でも、簡単な解決策がありました!
これです 

ガチャガチャ 
 
ワンコがブラックコーヒーの缶を温めてる図ではありません。

このブラックコーヒーの中身は、コインです!
財布の中の小銭をいくつか入れてあります。
これで、出来上がり!
音も、結構立派です!これならいくつでも作れます

で、効果はどうだったかって?

はい!、成功です

何度かするうちに、シェイクを見ただけで逃げるようになりました。

わかりにくいですが、階段の中ほどにシェイクが置いてあります。
秀はこわごわ2階から様子を伺っています。

階段の上の秀吉くん

シェイクを取り去ると、そろそろと降りてきました。

降りてきた秀吉くん 

秀吉は、他に引っ張り癖もあるので、そちらも只今矯正中。
これは刺激が多すぎて、道は遠いようです。
散歩中会うワンコにいちいち吼えるのも問題です。
今は、道を変えることで解決していますが、少しずつトレーニングしていきたいと思います。

トレーナーの学校で、自分の甘さと向き合っています。
4頭も犬を飼いながら、柴犬という犬種だからとすぐあきらめていた自分が見えてきました。

年齢も犬種も、犬をトレーニングするには関係ありません。
完璧にできなくても、良い状態に改善することはできる、と、思えるようになりました。
そして、犬のトレーニングは楽しい!ということもわかるようになりました。

さつきのしつけ教室は、私にとって楽しいものではありませんでした。
うまくいかないもどかしさ、最後は、犬に当たりました。
“柴犬だからしょうがないわね”と言われる度に心が折れました。

でも、秀吉や乱太郎のクリッカーチューニングをやり、クリッカーを使って、オスワリマテやフセを教えると犬たちは嬉々として従うのです。
もちろん、うまくいかないこともありますが、あきらめない、トレーニングは根気と自分に言い聞かせ頑張れるようになれました。

そして、引っ張りっこやボール遊びをたっぷりしてやることにより、ストレスも解消され、吠えたりいたずらが減ったように思えます。
何より、私を見る目が変わってきたような気がします。
目が、遊ぼうよ!と言っているのがわかるようになりました。
そんな時は、疲れていても遊んでやります。
10分もボール遊びをすると、満足します。
なかなかアウトができないのですが、少しずつできるようになっているので、あきらめないで続けます。

所有欲の強い柴ですが、うちの子たちは、なぜかマテが得意です。
これは、ぽんぽこ饅頭で、マテをしている秀吉と乱太郎です。
もちろん、秀たちには犬用おやつを、お饅頭は私が食べました!

待て! 


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