10年間で肥満男性を「4人に1人」から「6人に1人」に減らすことなど具体的な数値目標を掲げた厚生労働省の健康政策「健康日本21」で、肥満や飲酒など少なくとも20項目について、目標を設定した2000年当時より数値が悪化していることが18日、分かった。

男性の肥満は「3人に1人」に迫りつつある。10年計画の中間点となる現時点で、目標に近づくどころか逆に離れつつある深刻な事態に、厚労省は危機感を募らせている。

「健康日本21」は、がんや糖尿病などの生活習慣病の予防を目指し、厚労省が国民向けに食生活や運動、休養など9分野、計70項目の目標値を設定。2010年までの10年計画で、「塩は1日に10グラム未満」といった細かい目標を示し、話題となった。

肥満者の割合は、男性(20―69歳)が24%から15%まで、女性(40―69歳)が25%から20%まで下げる目標だが、今回、厚労省が中間値をまとめたところ、男性が29・4%、女性が26・4%と肥満が進行。日本酒で1日3合以上を飲む「多量飲酒」も、男性では4・1%から3・2%まで下げる目標に対し、7・1%にまで増えていた。


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