こんにちは!

今日は曇り。。



日曜日で

オフです。



普段使いの

キングセイコー。




オンの時もオフの時も

周りにグランドセイコーを着けている人が多く、

キングセイコー現代版を着ける人が増える中、

私は復刻では出ていない、

50年前の56キングセイコークロノメーターを普段使いするこだわりを持っています。



それは、

50年ぐらい前のセイコーがスイスの精度のコンクールで機械式時計の精度で世界のトップクラスに到達し、同時にセイコーによる、

クォーツ時計の発明、普及により世界、特にスイスにクォーツショックを起こして中小、零細の時計メーカーの数多くは閉鎖していきました。。


そんな中、

セイコーは機械式時計、クォーツ時計の両方で販売強化をしていました。

しかし、

時代のニーズは、クォーツ時計に向かっており、

セイコーは長年の英知の結晶である、

機械式時計を

「意地とプライド」で精度品質を守り、

スイス公認の第三者の機関に精度試験に出し続けてクリアさせ続けていました。


因みに、

グランドセイコーのグランド規格はセイコー自社によるもの。


クロノメーター規格の試験をする側の

スイスの日本法人の日本人スタッフは、スイスと日本に挟まれて気まずかったのではと考えたりします。


試験は試験。

色々な柵(しがらみ)があろうが、舌打ちされようが足を引っ張られようが、時に陰口叩かれようが公平に、、、試験の規格以上にクリアしたらそれ以上に言えない。


出すぎた杭は打てない。


私のクロノメーターは1973年製なのでクォーツショックの真っ只中の頃。

日本の国産機械式時計の精度の「こだわり」もこの頃がピークに徐々に製造を減らして

グランド、キングセイコーのグレード、ステータスも56系、52系(後の4S系)で有終の美を飾り、セイコーの機械式時計製造自体も終了していきます。(機械式時計のニーズが増え始めた、1990年頃に復活します。。)


その後、クロノメーター規格クリアの余った大量のムーブメントは中級グレードの時計で販売して在庫処分しました。



タイトル付きのキングセイコー。


当時のセイコーのキングセイコーに対する

コンセプト、キャッチコピーは、

「部下を持ったらキングセイコー」とか、、

「部下を持つ男の」とか、

企業の管理職、いわば士官であり将校。

戦後から25年ぐらいに、

戦中、物資不足の戦後を生き抜いた人たちのニーズから生まれ、

販売個数を増やして育てられた

昭和のステータスを匂わせる時計。。


当時、メーカーは、

キングセイコーには、

スポーツウォッチでもなく、

ドレスウォッチとかの分類はなく

普段使いの高級時計として発売。


オーバーホールをして一生使える、

一流ムーブメントを搭載した、

普段使いの時計。。



是非!!