昨夜は冷え込んだ

寒さに目が覚めてセーターもジャケットも着て

シュラフに入りなおしてもまだ寒い

そこでYさんに借りた非常用アルミコーティングシートを

ひろげて掛けてみる

これがなんと暖かい 


放射熱が戻ってくることがこんなに暖かいのかと感心する

これで寝られる 


と思っていると 隣のテントのほうから声が聞こえてくる

最初はジェシカさんの寝言かと思ったが 


なにか苦しそうだ

悪い夢でもみてるのか 


それとも本当にトラブルなのか



こちらも寝るどころではなく 長い間迷ってから

声をかけてみた

返事はなかったし そのあと声も聞こえなくなったので

そのまま寝た

朝5時に朝食で 5時半に出発を予定したのに

目が覚めたのは5時を過ぎていた


まだ真っ暗なテントのなかで 


あわてて着替えて荷物をまとめた



雨がしっかりとテントにあたって音をたててる

5時25分にジェシカさんが来て 


出発時刻を6時半にするといってきた

たしかにこの雨で 夜明け前に出発は危険すぎる

おいしく朝食をいただいて 


歩き始めたのは結局7時半過ぎになった

雨も上がり なんと陽も差してきた


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-42

ジェシカさんは 昨夜は本当に辛かったそうだ

腹痛で 薬を飲んで なんとか回復したようだ

ほぼ毎週 インカ道を歩いている彼女ですら

予測しなかった雨と寒気だったみたいだ

そういえば同じ道を歩く人々に 


簡単な雨具しか身に着けていない人が多かった

体も心も絶好調

天気も回復傾向で午後からは青空も覗いた


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-43 登りも


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-46 下りも 


一歩一歩 踏みしめながら歩く


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-44

  

プユパタマルカの遺跡には 誰もいない 


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-45


音もない

  

インカトンネルを抜けて



マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-47


アンデスの山々を見下ろしながら 道を下れば


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-48

標高が下がるとともに あたりはジャングルに


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-49

数々の花の写真を撮り 


差し込む日の光に感謝して歩く

簡単な昼食の後 すこし寄り道して訪れた

ウィニャイワイナの遺跡は



切り立った山の斜面に立つ石組みの町


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-50

頭が青いツバメが数多く飛んでいるほかに

動くものは空の雲と

遠くに見える滝だけ

という贅沢な時間を過ごした



マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-51


ウィニャワイナはこの遺跡が見つかったときに

あたり一面に咲いていたランのケチャ語の名前で

英語ではForever Young

マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-54


いつまでも若く という意味だとジェシカさんに教わる

ランに埋もれた遺跡かぁ

想像を超えてる 


空は晴れ渡り 花は咲き誇り

そして最後のチェックポイントを通過する


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-52

最後の峠にインティプンクの遺跡があって

その先に

マチュピチュがあった


マチュピチュへの道  ~インカトレイルを歩く~-53


この最終目的地が 4日間のインカ道の旅に 


終止符をうった