THE BACK HORN「イキルサイノウ」の個人的解釈・中編です。
5.花びら
何かにつまづいて、新しい自分を見つけ、生きる目的を探すため、旅に出るという歌。
前曲の「幸福な亡骸」と対照的な曲のようにも聞こえます。
人生という名の長いレール ゴールなんて何処にあるんだろう
立ち止まる事がとても怖くて いつも走り続けてきたけれど
…人生にゴールはないとわかっているから走り続けてきたのに、この旅に出て考えてしまったのでしょう。
ゆえに、後に「夢中な時には気付かないものがある。」と歌っているのでしょうね。
個人的には、
ゆっくりでもいい歩いていこう 自分の旅路を
ああ 僕等 遠回りしたって
時には立ち止まればいいさ
というというフレーズに、なんだかとても癒されます。
普段なかなか立ち止まれず、ゆっくりも歩けない自分だから尚更…
6.プラトニックファズ
まず、辞書でPlatonicとfuzzについて調べてみると…
platonic-
観念的な・非実践的な(platonic loveで「精神的恋愛)
fuzz-
綿毛・縮れ毛・細い髪の毛
夜、「ゆらゆらゆらゆら」…と男女が小さな惑星の上を探検していっている様子が描かれていますね。
ここでは、「惑星」=「褥」(改訂版・「墓石フィーバーについて」のブログ参照)と解釈します。
男・・「退屈」「窮屈」
女・・・「鬱屈」「屈折」
と描かれているように、最後のフレーズに屈という言葉が沢山出てきますが、精神的な状態を描いているようなので、「プラトニック」は「精神的な」、と訳します。
一方、「ファズ」は…難しいので、細い髪の毛?にしておきますw
7.生命線
タイトルについては、「生命」の「戦線」ともとれると思います。
生きる戦い、最終の列車がそこへと誘う…
そう、例えにするにはあまり良くないかもしれませんが、尼崎のあの事故の前の様子みたいで、考えると…
必死で燃えている赤い命が 「生きていたい」と確かに告げた。
これは、誰かの死を見てしまったからこそ、こう自覚したのかもしれません。
(「理由も確信も吹き飛ばす風 訳も分からぬまま死んでく」とその後の歌詞にあるため、おそらくそうでしょう…)
素晴らしい明日が広がってゆく夜明け 最悪の日常を愛せるのなら
日常社会に、希望はないけれど、素晴らしい明日を迎えるためにはそれを愛さねばならない。
そうしなければ、夜明けはこない…
といった感じのように聞こえます。
生きるための戦いへの道は、険しい…