先生の、児童に対するひどい仕打ちで話題になったこのドラマ。


クレームを受けてでも話題づくりを狙って作ったのだとしたら


だいぶ成功した部類ではないでしょうか。


金八先生始めとする熱中系の先生ものに比べると


人気は劣るでしょうが、


   金八先生なんてうそくさい


と思う私にとっては刺激的でした。




「体罰はダメだ」と徹底される学校はヒューマニストだけになり、


事件が起きても「いじめはなかった」とハナからいじめの存在を


否定する。


でも、現実はどうでしょう?


いじめのない学校があるでしょうか?


いじめのない社会があるでしょうか?


もちろん、目指すのはそういう学校であり社会ですが、


だからといって、目をつむり理想的な姿を装っては


解決になりません。




阿久津先生のやり方は極端にせよ、


  給食を残さず食べよ、遅刻するな、おもちゃは取り上げる


しごく当たり前のことを言い聞かせています。




「どうして勉強するのか」という児童の質問に対して


「勉強はしなきゃいけないものじゃありません。

したいと思うものです。


これから知らないものや理解できないものにたくさん出会います。

その時もっと知りたい勉強したいと自然に思うから人間なんです。


自分達の生きているこの世界を知ろうとしなくて、何が出来るというん

ですか。

何でも知ってるような顔をした大人がいますが、あんなのは

嘘っぱちです。

好奇心を失った瞬間、人間は死んだも同然です。


受験の為ではなく、立派な大人になるために勉強するんです。」


波多野 誼余夫, 稲垣 佳世子
知的好奇心

この本を思い出しました。




「先生は何で、そんなに厳しいんですか?」


「ひどいことは世の中にいくらでもあるの。

いじめは永遠に存在するの。


なぜなら、人間は弱いものをいじめるのに喜びを見出す動物

だから……


大事なのは自分達がそういう目にあった時、

耐える力や解決方法を身につけておくことなんです。」


だからといって先生にいじめられたくはないけど、


いじめはあるという前提で、立ち向かう先生が増えてほしいものです。




「なぜ再教育センターに行かせられるほど

子供をボコボコにしたんですか?」


「クラス中に恐れられていた子が反省もせず

なぜ人を殺してはいけないんですか、と言ったの……


だから私は彼に教えたの、他人の痛みを知れと

どんな人にも素晴らしい人生があるんだと。


一人一人が持っているものを奪う権利は誰にもありません

残される遺族に苦痛を与える権利も誰にもありません。


だから人を殺してはいけないんです。」


殺人事件が起こるたびに痛みを感じます。




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