40代専業主婦の私は、子供の頃からの夢があった。
家族がいて、マイホーム(マンション)を買うこと。
小学生の時から、家の広告を毎日のように見ていた。いつかを夢見ながら…。
現実は、転勤族で社宅暮らしの夫と結婚して、マイホームに縁が遠のき、幾度となく葛藤をしてきた。
特に子どもが生まれると、巣作り本能が働き、とても家を買いたくなる。夫にも不満をかなりぶつけて過ごしてきた。
夫は好きな所にどの家でも買っていいと言うけど、定住場所が定まらないから、住むエリアさえもなかなか私は決められない。
むなしくて生きることが楽しくなくなってたけど、
元気な子供にも恵まれ、毎日家はボロくて寒くて洗濯機は外で不便だけど、いいこともあった。子どもには沢山の習い事をさせてあげることができる。私は専業主婦として、時間を利用して投資の勉強や子育ての哲学を学んだりすることができる。
一番に子どもが帰宅した時に家にいてあげられる。私の両親はフルタイムだったので、子どもの頃の私の中の寂しさは、勝手だけど埋められた。
キャンプ道具も揃え、家族でのキャンプも楽しめた。
USJにもゆっくり滞在できた。
子どもが今後中学生になって友達の方が良くなる前に、夢の国にも行こうと計画している。
そして、家族の状況に合わせて住み替えることもできる。
地元にずっといるとは限らない。どの県でも住むことができる。キャンピングカーの旅もいい。
今まで住んできた場所も最高に良かった。人との出会い、美味しいお店との出会い…。価値観が広がった。
子どもの頃考えたように、先のことを決めて生きることもいいけど、流れに身をまかせて生きることも悪くないなーと40代になって思った。
老後は、サービス付き高齢者向け住宅などにでも住めばいい。子どもに介護はさせるつもりはない。その前に夫と私の寿命はそこまで長くはないと思う。笑
老後を迎える前に、どうしても家を買う！などという状況になれば別だが、
今を充実させて楽しむことが人生かなと思った。