「す、ハァーハァー…すいませんでした!」


春樹と将也は息をきらしながら小野口先生に謝った。


「えーと、その顔だとアキラにかなりきつく怒られたようだな(笑)」


小野口先生はなぜか笑っていた。春樹たちの緊張感が一瞬途切れる。


「えーとな、アキラは結構この学校でもかなり怖いって評判なんだぞ。えーまあ、テニス部に入った以上今後また遅れたりなんてしたらアキラに、どうされちまうかわかんないぞ。」


春樹たちはまた緊張して固まってしまった。


「えー、全員集合!!えー1年生はこっちに二列位で並んで。えーでは1年生のみなさん入部ありがとう。こっちにいるのが君たちの先輩。えーじゃあアキラから自己紹介してって。あーアキラとメグミ悪いな仮入部の時もしてもらったがも一度自己紹介たのむ」


要 明を先頭に2,3年生が自己紹介をしていった。


春樹はきっと次は自分たちが自己紹介をするんだと思い何を言おうか迷っている。


「えーみんな自己紹介終わったな。男子3年はあと1人いるんだが、今日は休みだ。えー名前は「轟 剛」1番手後衛だ」


「トドロキ・・・ツヨシ?」


春樹はその名前をどこかで聞いた覚えがあった。だが思い出せないようだ。


「あんな奴がなんで俺とペアなんだか…今グアム行ってんだろ?もう春休みは終わってるっつーの!マジ何考えてんだよ!!」


春樹はビクッとした。さっきの出来事のせいで明の声に敏感になってしまったようだ。


「まあ、そう怒るなアキラ。うちの3年男子はあいつも入れて6人あいつがいなきゃ団体戦は出れないわけだし。な?」


「チッ」


明は舌打ちをしそっぽを向いた。


「えーじゃあ一年生の自己紹介は試合とともにね(笑)」


「え?」1年全員がざわめきだした。