Krakow日記8日目
今日は朝8時半起床。
10時からSとんのレッスン聴講

もし時間が余ったら弾くって言ってた曲じゃない曲を完璧に弾きこなす天才日本男児

その天才の指導をするさらなる天才アメリカ男児

11時から練習室借りた。
籠もる前に事務所に今日の演奏順を聴きに行った
Sとんが今朝確認した時はあたしは前半の3番目だったらしく、その心積もりで行ったら全然違った
大嘘つきめ

後半2番目。しかもピアノ部門の一番最後

しかも修了コンサートの前にKevinクラスの修了式があって、コンサート前半はブラームス君のブラームスのソナタ全楽章つきの1時間ちょいという長さ、それに休憩が入ってやっと後半
って事はあたしの出番は21時前だ
遅い、遅すぎる・・・
その後絶望しながら練習室籠もってイメトレなどなど。
昨日はりきり過ぎたらしく、昨晩湿布貼って寝たのに今朝になっても手の痛みが取れなかったから弾くのはほどほどにしてあとは頭使いました。
Próba後にobiadにしようと思ったけどイメトレやら何やらで頭を使う作業をしたらお腹が減っちゃったので13時半に1人で学食でobiad
食べて下に降りたらY。やSとんやYちゃんが勢揃い


今日ドイツに帰るYちゃんとバイバイしてあたしはその足で会場へPróbaに
会場に着いたらブラームス君がPróba中だった
ブラームス君あたしの存在に気がつくと「もし差しさわりなかったらあと5分だけ僕にくれないかい?
」って白い歯見せながらおっしゃるので悩殺されて、貴重なPróba時間を間違えて5分くれちゃった
パリっと弾き終えて、その貴公子の様なお姿と演奏に拍手してやったら、ブラームス君気を良くしたらしく、「君は今日何弾くの?
」って聞いてきたから「Prokoよ」って言ったら「わお
Prokoなんてとても難しいじゃないか

」って言うから「いやいや、ブラームスのソナタの方が何倍も難しいと思うよ
」って言ったら「いいやProkoの方が・・・
」って延々続きそうだったので適当なとこで切り上げてあたしはPróba開始。彼は「See you

」って言って爽やかに去ってった。
ほいでピアノに触って気がついた
ピアノ新しくなってる
去年は古いフルコンスタインウェイだったけど今年は新品フルコンスタインウェイです
キーは重めだけど粒が揃ってて響きも申し分ありません
ただ良く響くホールだからペダルの使用量にうばーじゃい


30分弾いておんぼろ寮へ退散。
Sとん&Y。推奨お昼寝術を参考にしながら実行。
びっくりした事に本当に頭がすっきり
頭作ったり、本番セット準備したり、イメトレしたり、バナナ食べたりして過ごすもまだまだ時間有り余ってる

もっかいお昼寝術を駆使してさらに頭をすっきりさせる。
外は雨が降ってきてる
気圧のせいか、頭痛が起こりそうな予感がしたので、Aちゃんが置いてった、いつ買ったか分からない、そして連日常温で放置され続けた危険なヨーグルトを食べて薬を飲む
もう暇過ぎて死にそうだったのでトラムで会場まで向かっちゃった。
ほいでこういう時に限って運良く会場前まで行くトラムがあっさり来やがる
まぁいいやって思ってそれに乗るが降りる駅を一駅間違えて結局歩く羽目に
それでも会場到着はかなり早かった
んで会場への階段登ろうとしたら目玉が飛び出るかと思うほどたまげた

目の前に、絶対いるはずの無いKevinがいるではないか
あたし大そう慌てふためいて幻かもしれないから目こすりながら、
「え
え
え
あれ
今日は荷物のパッキングで忙しかったんじゃあなかったんですかえ
」って尋ねたかったけど、きっとちょっと顔出しただけだと思ってあえて聞かなかった。
「やぁNAMI
今ブラームスのソナタだよ。NAMIの出番はま~だまだ
」だって。I know・・・

楽屋に入るや出演者一同の緊張顔が一気にこちらを向きドキっとする

さっさと着替えてブラームス君のブラームスソナタをバックに精神統一状態に入る。
しばらくするとブラームス君が演奏を終えて楽屋さ戻ってきた。
汗だく
でも爽やか
歯も白い

拍手で呼び戻されて何度も楽屋とステージを行き来
やっと休憩に入り汗だく爽やかブラームス君に「おめでとう
」って言ったら「ありがとう
君も頑張ってね

」ってキラリ白い歯を見せて笑って応援してくれた。
休憩に入った為、前半出演者の関係者やProf.達が楽屋にわさわさ入って来て「おめでとう
」の英語やポ語が飛び交いあちこちでハグやら撮影大会が始まる
これから出番の後半組は誰一人この状況が耐えられず全員廊下へ



この時で後半トップバッターのOksanaと話して「ところで何であなたポ語話せるの?」って聞かれたから「あたしワルシャワに住んでてショパンアカデミーに留学してんだぜ」って言ったら彼女も実はショパンアカデミーのProf.Kの門下生だって事が判明
そして意気投合
緊張地獄を共に分かち合う
休憩も終わりいよいよ後半開始って時にP氏が何やらOksanaに話してる
彼女に「P氏は何て?」って聞いたらあたしの後の出番だったヴィオラの子を先に演奏させるって事だった。って事は最後の友情出演カルテットを覗いたら本当にあたしがこのコンサートの最後の出演者って事になってしまうではないか
何でだこら

でも文句言う暇もなくヴィオラの子はヴィオラ持ってステージに出ちゃったので諦めて本番までの緊張の持って行き方の配分を調整し直す
ヴィオラの子はあっという間に弾き終えてさっさと着替えて帰ってった
ずりー
続いてOksana。
綺麗に弾いてる様子
楽屋で聞いてる限りでは大そうエネルギッシュなショパンでした
ついにあたくし

弾き終えたOksanaに「頑張って
でも1分待って
急いで会場入るから
」って念を押され彼女は競歩で会場客席へ
あたしはステージへのドアが緊張ゆえなかなか開けられず、呼吸困難になりながらもじもじ×100してたらカルテット組が異変に気がついて、全員で一致団結してあたしを励まし、ステージへ送り出してくれた


×4
ほいであたしいつもステージに出ても客席に誰がいるか見たくないから焦点ぼかして行くんだけど、何だか青いシャツの巨大な人が後ろの方から前の方の席へのそのそ拍手しながら歩いて来るではないか。
トトロみたい
とか思って気になって焦点合わせてみたらびっくり仰天
心臓と目玉が逆になりそうだった
⇔
青い巨大な人はトトロじゃなくてKevinだった
口が張り裂けるほどの笑顔で拍手しながら前の方の席へ移動してるではないか




もう手に負えないほど緊張MAX

ぎゃー
どうしよう
Kevin来るなら来るって行ってよ
レッスンで言われた事直してないよぉぉぉ
って心の中で大絶叫
後で知ったんだけど修了式からKevinは来ててSとんたらディプロマをKevinから手渡しされたんだって
ずりー
あたしは出番が21時前だったから19時の修了式には到底出られるはずもなく・・・
そして2人はその時から客席でKevinが聞いてるって事知ってたけどあえてあたしに知らせなかったんだって。これを言えばあたしが緊張し狂うに違いないと踏んでのお心遣いだったらしい
何て優しいんだ
あたしゃ目頭沸騰

話を戻して、とにかく去年の失敗を挽回したかったからパニック状態の自分に喝入れて根性すえて頑張りましたえ
すごーーーく緊張したけど結構落ち着いて弾けた様な気がする
まぁ細かい事は本番レポートで
2楽章の始まりで左手が骨抜きになった一瞬には超ビビッたけど他は納得行く演奏が出来ました
そして弾き終えた後、ホッとしながらお辞儀して客席を見て最初に目に入ったもの
それはこぼれんばかりの笑顔で、風が吹いてきそうな位のごう音でバッシバッシ拍手する青く巨大なKevinと、椅子から立ち上がり通路にまで出てカメラ小僧に徹してるY。でした


ところでSとんはどこにいたんだろ。
楽屋に戻るとあたしを団結して送り出してくれたカルテット組も拍手で迎えて下さって、「まだ拍手で呼ばれてるよ
さぁステージに戻って
」って言われながらまた送り出された。
ステージにもっかい戻るとやっと緊張が解けて、さらなるごう音でバンバン手はたき続けるKevinの顔をやっと凝視できた




すさまじい笑顔なんだけど彫が深いからやっぱり目が影になっちゃってパンダみたいで可愛かったです
コンサート前Y。に「写真ブレるからお辞儀しまくらんといてな
」って言われてたので、お辞儀しまくりたい所をじっと我慢して堂々と胸張って立ってみました
ほいで通路に仁王立ちしてカメラ小僧してたY。から両手で大きな○のサインが出たのでやっと退場したのでした。
今度はあたしがカルテット組を送り出し、汗だくだった為この前の一時帰国の際両国で買った扇子で扇いでると楽屋のドアが開いてY。とSとんが入ってきた



コンサート出演が決まった日からの長い緊張が完全に解けてもうしゃべりまくり
今日の出演者それぞれの演奏の感想を聴いたり、お写真撮影したり、Y。からのNiespodziankaに驚愕・感動したり
そうこうしてるうちにカルテット組が演奏を終え今日の修了コンサートやっと終了
時間はもう22時
でもどうしてもKevinと話したくて廊下で待ち伏せしてたら青い巨大なKevinがのっしのっしやってきた
ほいで「Congratulations
」って言いながらハグされて彼のお髭があたしの顔にじょりじょり刺さって痛かった
そして彼の首元、ほのかに魚の匂いがしたんですがなぜでしょう
Prokoのソナタについてや、今日のあたしの演奏への感想など色々話した。
せっかくドレスでしたので、もう既に彼とのお写真撮影会は終わってましたがもう一度、今度はとても刺激的なスタイルで撮影してみました
それはここには載せられませぬ。
その後Sとんとも常連Y。ともべらべら話しまくり、お写真撮影してKevinはカルテット組にもおめでとうを言いに行って傘持ってやっぱりトトロの様に帰っていかれました


Kevinのコメント内容がとっても嬉しかった
頑張って本当に良かった
それからSとん教授からも、こちらが聞いてないのに彼の口から自発的に今日の演奏の感想を頂きまして、驚くと同時に大そう嬉しかったです
ちゃちゃっと着替えて皆で宴会の買出し
いつものKebabと、お酒とかハムとかチーズとかスナック菓子とか購入して、異臭も今や心地良いおんぼろ寮へ。
全員マッハでお風呂入って210号室に23時だよ全員集合
でもあたしは今日本番、Sとんは今日朝からレッスンだった為すぐにバテて深夜1時過ぎに解散。だってY。以外全員白目むいてたもんね
すごく達成感と充実感を感じながら今年のKursは終えられた
3人の団結もさらに深まってすごい楽しかったなぁ今年のKurs
もうこのおんぼろ寮ともお別れ。寂しいな
明日はゆっくり起きてもらいそびれたディプロマもらって、クラクフ市内観光してワルシャワさ帰るぜ