3日目
なぜか朝方何度も何度も目が覚めながら何とか9時半まで粘って、うとうとまどろみ始めた頃おばちゃんに「まだ寝てるの~?」って起こされて始まった3日目
シャワーして化粧してるとおばちゃんに「
Special breakfast
出来たからあと2分で化粧終えてっ
」と言われ、「無理
せめて5分ちょーだいっ
」って言ったら「だめ
じゃ3分で手を打つよ
」って言われて、とにかくマッハで化粧して1階に降りた

そしてテーブルに並んだ朝食を見て驚愕
どこぞのホテルのしかもスイートルームのルームサービス級の豪華さじゃないか
おばちゃん肩痛かったんじゃなかったんかえー
「温かいうちに早く食え
」ってうるさいおばちゃんを完全無視して写真撮影
シャワーしにいつの間にか消えてたおばちゃんに全く気付く事なく、幸せ噛み締めながら全部綺麗に頂きまして候
まだしばらくはその幸せに浸ってたかったのに、おばちゃんが今度は「出かけるから早く準備しろ
」と急かすので慌てて準備して車に乗り込み、今日はブダペストの街からちょっと離れた郊外にあるMax Maraのアウトレットへ
郊外と言っても車ですっ飛ばして30~40分位のとこで、あっという間に着いちゃった
そこでもおばちゃんがあたしに「
これは?
」って嬉しそうに薦めてくるデザインはどれもダサくてまいったー

でも色々吟味しながら一緒に試着したり靴コーナーでヒール履いてスキップしで遊んだりと、とにかく楽しかった~
で、お互い気に入ったトップスを見せ合いっこしたら何と同じだった(笑)なのでおそろいで試着。あたしとおばちゃんて顔瓜二つらしいので周りの人はきっと“親子で買い物かしら~仲良いわね~
”って微笑ましかったろうね。「奥さんそれがちげーんですよ
激似だがおばと姪なんですぜ
」って驚かしてやりたかったね。
ほいでレジにて「神様、ご先祖様、お父様、すみません
これらの品々はこれからのあたくしの人生にどうしても必要な物なのでカードで購入させて頂きます
」って呪文唱えて罪悪感を消し去ろうとしてたら、それら全部おばちゃんがプレゼントしてくれたの~
ぎゃっほ~ぅ
(写真中央の紺のがおばちゃんとおそろいのトップス)
おばちゃんに「うるさい
」って言われるまでお礼言い倒してアウトレットを後にし、今度はペストサイドにショッピングの場を移そうと移動し始めたらすごい渋滞
×いっぱい。週末&観光シーズンがスタートしたからだとか。
暑いし、道は全然進まないしで疲れちゃって街でのショッピングは断念して帰宅する事に。
帰路の途中で行きつけの野菜屋さんに寄って、おばちゃん手作りのマフィンをおすそ分けして野菜を買って、その後食料買出しの為にスーパーへ
でもあたし達が入ってったのはスーパーではなく、そのスーパーに併設されてる靴屋
そしてまたもや二人で靴購入

(戦利品写真右下の靴)でもこれは本当に安くてお買い得だった
しかし本当はあたしスプリングコートが欲しかったはずなのに、アウトレットでもここでも靴を購入したのはなぜなんだ・・・
おばちゃんに至っては良い靴売る程沢山持ってるくせにわざわざ安いサンダル購入してた
購入後、お互い「なぜだ・・・なぜ靴を買ったんだあたしは・・・」って不思議がりながら店を出た



その後気を取り直して食料品売り場へ。
明日ルーマニアでのボランティアから帰って来るRちゃんの好きなヨーグルトやお菓子を鼻歌交じりで、しかも頼んでないのにいちいちあたしに全部説明してくれながら買ってるおばちゃん。ぷぷぷ。可愛かったな~
嬉しいんだろうな~って思いながらあたくしもにまにま(*´_ゝ`)
買い物を終えて帰宅途中、昨日お世話になったガボアに偶然会って、そこでもおばちゃん特製マフィンプレゼントしてた
しかしなぜおばちゃんは車にマフィンを積んでるんだ
まるで皆にばったり会うのを予測してたかの様だ。
豪邸に着くと隣んちの親子とモップ犬が現れてしばし立ち話
子供の名前はチェンゲちゃんって言って、すごく人懐っこくて色々話しかけてくれるんだけど、ハンガリー語だから全然意味分からないあたしは終始ヘラヘラ笑ってごまかした
どうやらデジカメに貼ってあるSuicaのシールについて何か言ってる様子だったけど詳しくはさっぱり???ポに留学したての時に死ぬ程感じた“言葉の壁”を思い出したね
モップ犬の名はゾリっていうんだけど、この犬も人懐っこくてそのモップの様な体をあたくしのパンツにスリスリしてきて、みるみるうちにあたくしのパンツは毛だらけに
でも可愛かった~
彼女達とバイバイして家に入ってランチ
今朝のSpecial Breakfastの残りをあたしは頂き、おばちゃんはご飯と漬物。おばちゃんはいつもこれ。「もっとハイカラなもん食べればいいのに。まるで田舎の婆様じゃんかよぉ
」って指摘したら何がおかしかったのか知らないがご飯粒飛ばしながらげらっげら笑ってらした。
ランチ後おばちゃんは喉が痛いとか寒気がするとか言い出したから、「薬飲んですぐ休む様に
」と、このあらゆる病気を経験してる病のスペシャリストが忠告してんのに、かたくなに拒んで「大丈夫」とか「風邪薬なんて持ってない」とか「多分風邪じゃなくて花粉症」とか訳の分からない事をぬけぬけと言うおばちゃん
しまいには、「ペストサイドのZARA行く?」とか「あの山のてっぺんまでハイキングに行こう
」とか言い出すので、「いいからいう事聞いて大人しく寝てろー
」と最後にはキレさせて頂いた。すると観念したのか、やっとテレビの部屋のソファに横になってくれたのでしばらく様子を見る事に。
あたしはその間暇だったので、フィールドに出て散歩
散歩しながら丘のてっぺんまで登ってたら、聞こえるはずのないおばちゃんの声が聞こえる
あ~あたし疲れてんだわ~(〃´o`)=3って思ったらもっかい今度はさらに鮮明に聞こえてきて、後ろ振り返ったらおばちゃんがいた
「ガストーン(散歩するブタ)が来たから知らせようと思って」だって
それにしちゃあハイキングする気モリモリの全身ジャージにスニーカーという完璧な出で立ちでないかえ?あ?
慌てておばちゃんを寝かす為に「ガストーンは分かったからもう豪邸に戻ろう
ね?」と説得すると、おばちゃんは「ハイキングして汗かいたらすぐ治っちゃうから
」と、どこからそんな自信がくるの
って位きっぱり言い切って山に向かって歩き始めた

ハイキングしながら喉痛を和らげる為に持ってきたというスイカ味の飴を薦められて、舐めてみたら激まずでたまげた
おばちゃんはおいしいおいしい言いながら舐めてたけどね、絶対まずいから
風邪で味覚おかしくなっちゃったのかな。
ハイキング中、花を見たり、草を引っこ抜いたり、キツネの看板発見したり、人生について話したり
その中で印象的だったのが、スイスのプリンスがなぜ
かBarで飲んでて、そこで彼と
知り合って結婚して見事プリンセスになったおば
ちゃんの友達のシンデレラストーリーとか、うその様な本当のサクセスストーリーとか、聞いてる途中は嘘っぽくて噴出しちゃうんだけど本当にそういう人って実在するんだよね
しかしおばちゃんの周り限定なんだけどね
話してるうちに頂上に着いて、360度見渡したら何とペストサイドが見えちゃった
(おばちゃんちはブダサイド)すごい絶景で気分爽快
そこでおばちゃんが病のせいなのか、いつも以上に変な事言い出して、飛んでる飛行機を見て「あ、あれルフトハンザよ」とか「あ、あれANAよ」とか自信満々に言うのよ
嘘つき
どう考えても飛行機の柄なんて見えないから
7キロ先のキリンが見えるサンコン級の視力を持つあたしでさえも見えないのに、老眼入ったおばちゃんに見えるはずがなかろうが
ちょっと天然入ってんのかしらおばちゃんて

そんなんで終始おばちゃんの言動に爆笑しながら山を降り、帰りはズリズリ2人して滑りながら戻ってきました



フィールドまで降りると昨日のコンサートに来てくれた散歩中のドイツ人家族と犬に遭遇
彼はギターをやるプチ音楽家で、昨日は一番前に座ってたらしい。
ほいで調律が狂ってた事、ペダルの付いてるピアノの足がギーギー言ってて今にも折れそうだった事など彼も気がついてたらしく、「良くあのピアノで弾いたね~」(彼)「あ、見えました?そうなんですよ~」(私)などとしばし歓談
しかしドイツ人の英語はちょっと聴き取り辛かったあるよ
そこであたくしが大学時代3年間習ったドイツ語を彼らの前で披露
えーっと、彼らを苦笑させる位あたくしのドイツ語は酷いもんでした
あの3年間はいったい何だったんでそーか

そうこうしてるうちに豪邸に着いて、叔父Dも帰宅し今日は近くのビザ屋さんにてディナーの予定だったけど、おばちゃんとあたしが帰宅早々、昨日リサイタルの記念にもらったワインを開けてチーズとともに宴会始めちゃってたので、そのまま家での手作りディナーに変更
3人でキッチンドリンカーしながらパスタや春巻きやチキンのテリヤキやサラダや豆というイタリアンでも中華でもない、何ともまとまりのない料理がどんどんテーブルに並んでった
そこで食料庫などウロウロしながら手伝ってたあたしの目に飛び込んできたのは、包みのまま食料庫の棚にぶち込まれてたあたしが手土産として持ってきたポ焼きのキャンドルスタンドだった
その瞬間見てはいけない物を見ちゃった感モリモリでしたよ・・・
そしてふつふつと怒りが
酔っ払ってた勢いもあって、おばちゃんとっ捕まえて事情聴取
「何だえ
この扱いはぁぁぁ
人に物をもらったら普通包みを解いて、例え気に入らなかったとしても、その客がいる間だけでも飾っとくってのが大人の対応でしょーが
違うかえー
」って叱りつけながら、げっらげら笑って息出来てないおばちゃんの横で自分で包みを解いて自分で無理やり飾りまして候
っもうっ
どういう教育受けてきたんだよ。
叱ったら気が済んだのでお食事開始
その間の会話はずっと英語で、滞在中あたくし本当に耳が鍛えられました

でも「NAMIちゃん's お母さん」とか「でも anyway」とか変なとこに日本語使ったりする名言がチラホラ。こんなんでまじめな話とかされるとあたしはもう腹抱えて爆笑
本人達はケロっとしてるんだけどね。
楽しいディナー後はいつも通り食器をディッシュウォッシャーにぶち込んで、ほうじ茶飲みながら2階に上がって、1階アラームつけて、もう明日早朝に出発だから荷造りしてシャワーして就寝
しかしね、アウトレットでの買い物やおばちゃんからのもらい物で、来た時よりも荷物が大幅に増えちゃって入りきらねーの
なのでおばちゃんのキャリーバックを1つ借りてめいいっぱい詰めさせて頂きまして候

心もお腹もスーツケースもホクホクでどぶらの