まみの保護(4) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

2025年10月25日 午後4時ごろ

「まみ」は静かに旅立っていきました

(2024年11月16日〜

      2025年まで4回ブログ掲載済み)

 

外で餌やりに向き合った16年間

昨年11月18日の保護から約1年間自宅で一緒に暮らした

「まみ」との17年に渡るお付き合いに終わりがきました

思い返せば・・・

まみの娘で子猫「みう」の保護と譲渡から始まったお付き合い

突然姿を消した娘「みう」を必死で探すまみを忘れられません

その後まみを捕獲・不妊手術後に玄関前で捕獲器が破損

見知らぬ土地で生きるために唯一顔見知りである私を

玄関が見える場所で待っていた姿に

生き延びるための知恵を知りました

後年には左目に小枝が突き刺さり失明

そんな目で大通りを渡る姿を何度も目撃してヒヤ・ヒヤしたり

口から飛び出た腫瘍に気づき3回目でようやく保護

合算すると2ケ月以上も掛かった捕獲からも

まみの警戒心は半端ではなく

我が家でも完璧な家庭内野良の暮らしが始まりましたが

相変わらず触ることは出来なかったけれど

次第に名前を呼ぶと独特の声で返事が返り

キッチンまで来て足元で餌のおねだりをするようにもなり

また独り生きてきたまみがオスの同居保護猫「恭平」に

それはそれは優しく甘える姿が微笑ましく逆に私が癒されたり

次第に病状が進み体力が落ちてきて

居場所だったペットルーム上段に上がることに躊躇する姿に

亡くなる4〜5日前に首と後ろ足を捕まえてケージへ収容

その2日後には体力が更に弱まり

抱き上げて顔や口周りを拭くことが出来る様になりました

いつもまみがいた場所や呼びかけに振り向く姿を思い出し

思わず「まみィ〜」と大きな声で呼んでみても

当然姿も返事もなく切々とした哀しみが湧いてきました

 

他の多くの野良猫同様に「まみ」という野良猫が

懸命に生きていたことを残したくブログに記します

ー 十念 ー

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