飼育放棄された猫の親子(3) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

高齢飼育者の拠ん所無い飼育放棄

2頭の居場所であるコインパークキング

元飼育者のお友達で餌やりの方が

抱っこして保護出来ると・・・しかし

約3ケ月に及ぶ外の暮らしで身につけた警戒心は

見知らぬ私の立会いにも警戒し

甘いものではありませんでした

 

2日後の12月19日

ようやく母猫一頭の保護出来たが

内気な娘を取り残す結果でその日は終了

 *ようやく保護出来た娘、優しい顔立ちの子です*

母猫保護から2日後の12月21日

私独り捕獲器を持って現場に行ってみると

娘がポツンと独りコインパーキング車下にいました

音を立てず後ろから回り捕獲器を設置

待つこと10分・・ガチャン・・捕獲器の戸が降り

ようやく娘を我が家に

ゲージに移す間中お互いに大きな声で呼び合い

姿を現した娘を守るように母猫はその身体で娘を覆い

温かな情を見せてくれた

 *娘との再会に走り寄り、娘を背にして守る姿が!*

しかし12月29日

保護願いを依頼してきた方とそのお仲間が

友人が譲渡を希望している・・・そんな名目で

我が家から2頭を引き取り

その翌日・・・埼玉県川口の保護預り場所も確認せずに

車内で引き渡したと事後報告してきた

安易な独善で転々とせざるを得ない2頭

事前の血液検査等やワクチン接種を求めることなく

引き取る人とはどんな人物なのか?

私の取り越し苦労であってほしい!

 

保護依頼をしてきた方は自身の「切ない」思いを

人をお手軽に使いその思いを満たし

後の責任は持たない・・・持てない人だった

*引き取られる前日の2頭、だいぶリラックスしてきた*

たまたま譲渡を希望してきた先の問題にも

自らの責任で譲渡「否」の決断を先延ばしにしたり

持て余した2頭との関係を安易な引き渡しで

「終了」としたかったらしい

 

2頭が今どんな所でどのようにしているのか?

元気で私の元に戻されてくるのを

喉が乾くような思いで待つ

聖書の言葉「待たないようにして待つ」

「待つ」ことに心と身体が占領されてしまったら

関わる多くの保護猫や野良猫などに影響が及んでしまう

ー 続く ー