「いのち」への気付き(1) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

2020年6月4日

身動き出来ないネバネバねずみ捕り

そこに貼り付きビニールで覆われ

餓死するまで・・・と倉庫の片隅に放っておかれ

弱っていた生後一ヶ月の仔猫を保護した

急いでポカリスエットで水分補給を行いながら

サラダ油でネズミ捕りから剥がし

点滴をしていただくために急ぎ動物病院へ・・・

何しろネバネバの中でもがき

足はねじれ!・・・尻尾はどこ?・・・

奇妙な格好で動けず疲れ切っていた

東駒形2丁目で生まれたこの仔猫

毎年この方法で処分しているお宅がある

餓死するのを見たくない!と言う

見たくないなら・・・そんなことしないで下さい!

自身の行為を直視していただきたい!

一方・・・

その仔猫たちの母猫への餌やりさん

ネバネバの中で餓死していく仔猫たちに関心がない!

毎年ネズミ取りで苦しみながら亡くなる仔猫たちへの哀しみや

非情な処分を行う人への怒りがない!

*ようやくご飯を美味しそうに食べるようになりました。*

 

猫が好きの対極・・・猫が嫌い・迷惑と考える人

それは嗜好であり問題ではないが

・・・しかし殺す理由にはならない

 

餌を与えているものの

餌やり行為の先にある現実に無関心・無責任な人

「いのち」への気づきの欠落

「いのち」への気づきは・・・ひとつの「能力」なのかもしれない