餌やり行為について(6) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

千葉市土木事務所が出した「餌やり禁止」

一方

避妊去勢手術助成制度を持つ保健所も

「餌場を移動して下さい」

代案提示もなく寄り添う姿勢は全くない

(詳しい経緯は過去のブログにて掲載済み)

しかし

餌場は繁殖抑制の最前線であり

周辺への問題拡散を

最小限に抑える現場でもある

繁殖抑制が伴なう餌やり行為により

野良猫は確実に減ってゆく

切なさ解消の増やす餌やり行為は

餌やりマナー対応をしている方々の足元をすくい

餌やり禁止を打ち出す多くの人も

・・・駄目なものはダメ!の一点張りが多く

糞尿被害者は「被害者」に終始し

餌やりの方々が背負う費用負担や

無理解からくるストレスを共有することは少ない

餌やりの方々による繁殖抑制で

野良猫問題が縮小してゆく結果だけを

周辺地域は知らずに共有しているのです

 

野良猫は行動半径が狭く

そこで生まれ

あるいはそこに捨てられ

そこで生き・・・そこで一生を閉じてゆく

こうした猫の生態からも

地域責任を求める一つと考えています

2020年4月墨田区では

ようやく野良猫対策は地域責任で・・・

重い負担となる手術費用をゼロとする

地域支援制度を採用

他方

今まで通り地域ではなく個人対応であれば

手術費用の自費負担額は据え置きとなり

個人自らが起爆剤として

地域を動かしてゆくことを期待しています

 

多くの餌やりの方々が

直面している様々な苦労が

やがて「過去の苦労」として

語り継がれる時の幕開けになることを・・・

願っています

   * おわり *