リロの認知症(6) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

2019年6月12日

朝9時35分

リロが亡くなりました

  ー 亡くなる約4ケ月前のリロ、

       もう徘徊が始まっていました。ー

ー 徘徊途中、洗濯機の間に挟まってあえぐリロ ー

 

繰り返された徘徊

 

ハァー・ハァーと吐く息の音・・・

空腹になると・・・

餌を求めてなのか?徘徊が始まる・・・

スプーンでの餌で空腹を満たすと・・・

再び暫しの休息に・・・

ー亡くなる20日前、仲間との日向ぼっこ。

           リロ(左端)気持ち良さそう!ー

ー5月17日発作を起こした翌日、危篤を脱し始めたリロを

 足元においての様子見の時、傍にマミーが・・・。

 親子の認識は消えていたけれどー

亡くなる7時間前

2019年6月12日午前2時

貪欲といってもよい食欲で

貪り食うように餌にパクついていたのに・・・

それでも

日々食べる量は次第に減り

食欲を満たすために

餌やりは

1日3回から4回・・・5回と増え

ー触ることすら出来なかったリロを膝に乗せて。

 スヤスヤ・・・お休み・💤・・・

 この時、4日後の死を予想していませんでした。ー

      

緩やかな下り坂を

ゆっくり下っているリロを意識し

消えてゆく「いのち」と

向き合った介護

ー 雪の日、交通事故で倒れていたリロを保護して以来

  共に暮らした15年、今終止符が。 

  昨年末、先に逝った仲良しカズ君と今頃

          遠い彼方で再会しているね! ー

   ー いつもいつも一緒だったカズとリロ ー

 

大変な介護だったけれど

触ることも出来なかったリロを

思いっきり身近に感じた日々

 

リロがいたペットルームも

今はがらんどうの様・・・大きな穴がぽっかり!

ー 他の年寄り猫たちが上に登るために置いた脚立も、

  徘徊をするリロの行動を考え、段ボール箱に変えたのにー

 

リロを介護している時にも

そして

リロの亡骸を前にしても

生後2ケ月くらいの赤ちゃんだったリロが

「ママ!」と母猫マミーに駆け寄り

甘えていた姿が

ただただ懐かしい光景として

繰り返し・繰り返し蘇ってきました

 ー 十念 ー