猫の死 | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

多くの猫たちの死に遭遇し

「今わの際」を看取ってきた・・・

  ー 保護引き取り直後「家なんて嫌!」脱走。

  探し求めて半年後、思わぬ所で再会。

  私を見て2歩、歩み出て大きな声で「ミャ〜オ〜」

  保護直後は押入れから出て来なかった啓太君

  戻ってきたら「やっぱり家は最高!」リラックスの

  ゴロ・ゴロ・ニャン・・・猫は不思議!

  野良をしながら我が家を思い出していたのかも・・・

  それから15年後の昨年、2年間患って虹の彼方へ ー

 

2−3日前まで

あの椅子に飛び乗れたのに

窓辺で日向ぼっこをしていたのに

まだ食欲があったのに

治せるものなら

元気だった頃をもう一度・・・

 ー 飼い主の死により5−6年野良生活を経験の後

     我が家でのんびり5−6年 

   保護された猫仲間には一切無関心、

   人肌に飢えているかのように膝が大好き

   とても甘えん坊でした。 ー

 ー 譲渡のため保護引き受け直後、1日検査入院で足腰

   が全く動けなくなり、譲渡は白紙に。

   下のお世話など介護を通して、

       お互い相思相愛・ラブラブ関係が成立。

   最期は動けない身体でも後追いするあゆちゃんを

   カゴに入れて移動、トイレまでも一緒でした。

   彼女の死はただただ悲しくて、大きな穴がぽっかり ー

 

しかし

体調の悪化が進み

「死」に向う

のたうち回って亡くなる子

苦しさで突発的に動き出す子

静かに息絶える子

意識はないものの心臓の動きが止まらない子

ジッと私を見つめて声なき声でなく子・・・などなど

ー いつも餌を待っていた大食いの「お兄ちゃん」

  突然餌場から姿を消した数年後、白骨化した彼を

            空き家から見つけました。 ー

ー 甘えん坊だった白血病の「チマちゃん」

  何度かの体調悪化の危機を乗り越えつつ、

  我が家では自由気ままに暮らしていました。

  保護から4年後、静かに天国へ ー

 ー 元気だった頃は直ぐに威嚇する純君、

   猫嫌いのお宅の玄関で倒れているところを保護

   衰弱していても威嚇はお見事でした。

   保護から2日目、私の頭に強烈な一撃が!

   思わず声をあげると

   「ごめんなさい・・・僕そんなつもりは・・・」

   本当に詫びたんです!うそではありません。

   それからは顔を見るだけで

   澄んだ優しい目でゴロゴロ・ゴロゴロ

   保護から4日目、静かに旅立ってゆきました。ー

ー 交通事故で搬送された病院で「白血病」と診断

  「安楽死」とした保護者。

  急いで中止を願い出て、内臓損傷の回復手術・

  2ケ月の入院を経て、保護引き受けをしました。

  我が家では犬の福介と大の仲良しだった咲ちゃん。

  1歳6ケ月の短い生涯を福介の傍らで終えました。 ー

 

回復を希って

懸命の介護の傍らで

「もう死なせてあげたらいいのに」と言う人も・・・

その「死」は猫ごとであり

付き添う側の思いからは遠い

 ー 6頭の短命家族が次々に亡くなり

   独り残されたマー君、警戒心より寂しさが先?

   うそのように甘え坊になりました。

   亡くなる2日前に保護、死の数時間前、

   名前を呼ぶとあどけない目で見つめてくれました。

   わずか4年の短い生涯、

   飼い猫であればまだまだ遊びで盛んな年頃でした。 ー

 

   いのちを尊び

   生を敬い

   死を敬う

 

猫の生死に関わる時にも

関わる側の死生観が現れる