2015年12月9日未明
地域に住まう方から
「猫がお尻から胎児をぶら下げている」
と連絡が入った。
捕獲を近々予定していた猫で
出産前には何とか捕獲したいと
焦っていた猫であった。
あー出産してしまったか!
結果、仔猫の離乳まで捕獲を断念。
しかし、
2016年1月21日、
いつもの餌場で何か小さな動くものが
薄暗い中で黒い影を追う
ひとつ、ふたつ・・・よっつ
そう仔猫たちでした。
ここ2日間、
この冬一番の寒波。
今なら馴らすことも可能であり
厳しい寒さから
早く保護してあげたいと
翌日、早速捕獲を試みたところ
そして次が仔猫。
生後1ケ月と10日程
まだまだ小さな女の子でした。
しかし、
想定外の母猫の捕獲で
避妊手術を済ます迄の母猫不在中に
自らの体温では充分といえない仔猫は
もし全員捕獲出来ず
一頭取り残してしまったら
いのちが危険に。
残る仔猫同士が身を寄せ合えば
不在中もなんとか生きてもらえる・・・
どの途の選択が「幸運」になるのか?
迷いながらも、
残る3-4頭の仔猫たち
母猫のリリース後に保護を予定。
繁殖を抑えるためにも
出産を繰り返す母猫を
子育ての苦労から解放してあげるためにも
小さな仔猫を置いてまでも
母猫の避妊手術を優先せざるを得ない
切なさ・・・
通常、メスのリリースは
手術翌日の午後に行っているが
真夜中の寒さ
生後一か月のちっちゃな「いのち」たち
生きているだろうか?
それが心配で
今度は
母猫には若干負担を強いるが
夜中の2時にリリースを済ませた。
母猫不在中
深夜、仔猫たちが小さな声で
母猫を求めてか
泣き続けていたと知らせる
メールが翌日届いた。
母猫は仔猫たちと会えたのだろうか?
仔猫たちは元気でいるのだろうか?
今日現在、まだ確認が取れていない。
保護した1頭の仔猫は
名付けて「ココちゃん」
兄妹全員の保護を待って
獣医で検診後
里親募集を行います。
お問い合わせは
までメールでお願いします。
「下町の猫たち クワトロの会」