大好きだよ 僕の特別 特別なんだよ


こんにちは。あのねです。

今回は大森靖子のさっちゃんのセクシーカレーについて、自分なりに解釈していこうと思います。


さっちゃんのセクシーカレー…? セクシーカレーって何?

タイトルだけじゃどんな曲か分かりづらいですね。

実際に聴いて歌詞を読んでみるとなかなかヘビーな内容になってます。

一体どういった思いが綴られているのか、考察していこうと思います。


まずはこの曲の基本情報について、簡単にまとめたいと思います。

この曲は2015年7月15日発売された2ndシングルで、マジックミラーと両A面シングルとなっております。

また週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画「食戟のソーマ」のEDにもなってて、初のアニメ主題歌でもあります。


いつもは歌詞に対してざっくりと解釈したのちに、つらつらと解説していましたが、今回はざっくり解釈を省いてまとめていきます(この曲ざっくり解釈難しいんです。許して笑)。

それでは1番から考察していましょう。


銀色のナイフで 春を切り刻んで
今日はどんな味の 退屈を食べたの
こんな田舎で ぼくより強いひとに
はじめて会って 嬉しかったよ



後述しますが、ぼくは周りの人に比べてゲームが得意なようです。

この春に都会から引っ越してきたさっちゃんは

田舎がつまらなく退屈そうにしていた。

そこでぼくは得意なゲームをしようとさっちゃんを誘ったところ、自分より上手かったようです。

今までにない出来事にぼくはとても嬉しい様子ですね。

一緒に遊ぶ友達が増えた喜びと、自分よりゲームが得意なライバルができた。その両方の意味で嬉しかったんだと思います。

確かに一人でやるより、二人でやる方が楽しいですよね。しかもお互い競い合えるとなると尚更楽しいですよね。

その後どのような関係に発展していくのでしょうか、


続きです。


おんなじおもちゃ 別々にあそんだ
経験値稼ぎ レベル上げの毎日
ぼくにしかできない必殺技もできた
でも まだ 戦えないよ



同じゲームで遊ぶようになったぼくとさっちゃん。

次会う時に勝てるように、お互い毎日ゲームをプレイした。

さらにはぼくにしか出来ないような必殺技も完成しました。

相当ゲームに時間を割いたのでしょうね。

ただまだ戦えないのです。そうさっちゃんはまた引っ越してしまったようです。

だからまだ戦えないんです。

そんなさっちゃんに対してぼくはどう思っているのでしょうか。


サビです。


成長しないで さっちゃん
茶髪にしないで さっちゃん
彼氏つくらないで さっちゃん
僕の特別 僕の特別


成長しないで さっちゃん
茶髪にしないで さっちゃん
彼氏つくらないで さっちゃん
最強でいてよ 僕の特別


出会った頃のままでいて欲しい僕。

都会に染まって欲しくないのもそうですが、僕が知らないさっちゃんにならないで欲しいのでしょう。

出会った頃のままっていうのはまだ理解できますが、最後の僕の特別ってフレーズに、少し歪んだ感情を感じますね。

僕の特別なさっちゃんなんだから、僕のものなんだっていう独占欲。

この感情は恋愛としての感情なのか、はたまた…。


次から2番です。


さちこなんて名前 幸せになれるの?
今日はどんな服で 自分を壊すの?
東京で髪の長い男とばっか
つるんでいるの しってるよ



あの頃のままでいると思っている僕からしたら、あの頃とは違った服装を着て、無理をしていると思っているのでしょう。

そんなに無理してまで外見変える必要ないと思ってる僕。

さらにはどんな男の人と会って遊んでいるかも知っている様子ですね。

気づいた方いらっしゃると思いますが、田舎にいたはずの僕が東京まで出てきて、さっちゃんのあとをつけて観察しているようです。

いわゆるストーカーとかいうやつになってしまったんです。

恐らくあの頃から時間が経ち、僕もさっちゃんも大人になったのでしょう。

最初の一文は、さちこなんて名前だから幸せになるんじゃなくて、僕が幸せにしてあげるよという意味合いにも取れそうですね…。


次にサビですが、前半部分は1番と同じなので割愛します。


ジャガイモ消えたよ さっちゃん
豚バラバラバラ さっちゃん
玉ねぎ泣かないで さっちゃん
最強でいてよ 僕の特別
セクシーカレー セクシーカレー
セクシーカレー セクシーカレー


 

曲名のやっとセクシーカレーが出てきましたね。

1番はさっちゃんとゲームをしていて楽しかったことが書かれていました。

そして2番はさっちゃんに対する歪んだ愛のようなものに変わって行きました。

さっちゃんに出会ってからここに至るまで、さっちゃんに対する友情や愛と羨望、東京に行ってしまったことへの嫉妬や憎しみ、独占欲などなど、色々な感情が入り交じってるわけです。

それをカレーに例えたんだと思います。

カレーってたくさん種類あるし、具も色々なものも入ってるじゃないですか?

そんなカレーみたいにさっちゃんに対する気持ちでいっぱいなんだよって表現したのだと思います。

じゃあセクシーなんでしょう。

この曲について大森靖子は、性欲と食欲とコメントしていたようです。

そのためセクシーカレーになったのでしょう。

セクシーを感じる歌詞はないのですが、そう言った感情も僕の中には芽生えていたのでしょう。

だからさっちゃんのセクシーカレーになったんだと思います。


好きになった人が今なにをしているのか気になりますよね。

ただその想いがエスカレートしてしまい、ストーカーしてしまうのは歪んだ愛情表現なのではないでしょうか。

少なくとも一緒のゲームをする仲なのだから、普通に連絡を取り合うくらいの関係性にもなれたと思うのですけどね。

この曲がEDにもなった「食戟のソーマ」ですが、料理バトル漫画になっています。とんでもなく美味しい料理を食べると衣服がはだけるというシーンがあるのが印象的な漫画ですね。

セクシーな場面もあるし、ライバルと競い合う場面もあるしで、本当にセクシーカレーがぴったりなのですが、やっぱりEDで聴くだけじゃ視聴者に伝わらなかったようですね…。

この曲の考察をするのにあたって、色々調べていたのですが、その際に出てきた本楽曲から作ったpixiv小説がまあ気持ち悪かった笑。 もちろんいい意味で。

是非機会があれば読んでみてください。


今回はこの辺で。