伝説のマシン、CR110カブレーシングについての裏話
管理人です。
皆さんはこのバイクを知ってますか?
CR110カブレーシングです。
カフェレーサー然とした無骨な外観が、とってもカッコいいでしょ。
「カブ」なんて名称が付けられていますが、このモデルは生粋のレーサーモデル。
当時の世界GPには50ccクラスがありまして、同車はそのクラスで活躍しました。
エンジンは空冷4スト49cc。
しかもDOHCの4バルブ!
内径40mm強の小さな燃焼室に、肩を寄せ合うようにして収まった4本の吸排気バルブ。
そしてシリンダーヘッドには2本のカムシャフト等を装備していることから
「精密機械」とも呼ばれました。
ミッションは狭いパワーバンドが有効的に使えるよう、多速8段リターンミッションを採用。
乾燥重量は61kgまで軽量化。
8.5PSのパワフルなエンジン。
レース専用のY部品を装着した外装。
贅肉を削り落とした軽量な車体。
ゼロハンながら最高速度は130km/hを超えたという。
ツインリンクもてぎで開催されたプレス向けの走行会で、何度かホンモノが走るのを見たことがあります。
ゼロハンで130km/h! と言えば物凄く速いイメージですが、広大なロードコースで見る限り、正直なところ物凄くスローモーな感じがしました。
余談ですが、DE耐が125ccまでOKだった頃(現在は100ccまで)の上位マシンは、メインストレートで軽く150km/hは出てましたから。
でもゼロハンで、しかも4ストで130km/hとは立派なもの!
ただし排気音は爆音でしたよ。
これまでイベントやレースなどで随分とヤンチャな4ミニの爆音を聞いてきましたが、爆音度でCR110を超える4ミニに出会ったことがありません。
目の前でエンジンを掛けられ、「鼓膜がヤバイ」と感じ、思わず耳を塞いで遠ざかったほど。
今でも忘れられません…。
CR110の詳細は4ミニ.netで公開中です!