こんにちは(^^)
いいとこ発見!!親子でニコニコ✿ワクワク育児
不登校をきっかけに育て方を変えたママ
ますみです。
7歳、5歳、3歳、0歳を育てる育休中のママです。
子どもが急に「明日、学校に行きたくない」と言い出したらどうしますか?
「え?なんで?何かあった?」と考えた後に、
「え?どうしよう…」と自分の仕事のことや
これから先のことを考えたりしませんか?
私も、長男が学校に行きたくないと言い始めたとき、
「あれ、昨日まで行っていたのに、なんで?」
「今日は辛いことがあったのかな?」
「今日はこう言ってるけど、明日になれば普通に行けるかな?」
「え?学校行けなかったら、誰が昼間見るの?仕事は?」
「今まで、頑張って行ってたもんな…。無理してたのかな?」
とか、こんな考えが頭の中を一瞬で駆け巡りました。
学校に行きたくないって言い始めてから、登校渋りが本格化して、
毎朝、「学校に行くの?行かないの?」と責め立てながら、
泣きわめく長男を追いかけまわし、
無理やり車に乗せて、学校の駐車場から抱きかかえたり、
腕を引っ張って学校に連れて行っていたときも
ずっと
「なんで?」「なんで?」
と思っていました。
学校に行きたくない理由もわからないし、
自分(親)がどう対応するのが正解かわからなかった
んですよね。
そして、初めての育児でわからないことだらけの私にとって、
今、学校に行かないことを受け入れることで、
この子の将来が潰れてしまうのではないか、
これは、甘えなんじゃないか?
と考えていたのです。
そもそも、学校に行くのが当たり前という時代に育った私にとって、
「学校に行けないこと」は悪いことだと考えてました。
長男の気持ちを考えないで、泣いている長男を
無理やり学校に連れて行く、そんな自分の行動が
正しいことだと思っていたのです。
でも、長男が不登校になってしまった理由が
わかった今なら、自分がいかに自分の都合だけで、
考えていたのかと後悔しています。
そして、そんな後悔があったからこそ、
自分が変わるきっかけにもなりました。
今日は、そんな長男が不登校になった原因を、
不登校になった流れと一緒にお話していきますね(^^)
長男は、不登校になるまで4つの段階がありました。
- 登校しているけど「学校に行きたくない」と訴える
- 本格的な登校渋りをしながら無理やり登校させられる
- 親子で話し合い、短時間登校や週に2、3日だけ登校する
- 全く学校に行かない完全不登校
最初の段階の「学校に行きたくない」と言い始めたときは、
冒頭のように、「あれ?なんで?」「えー。どうしよう…」
と、思いつつも、「学校に行きたくない」と訴えているけど、
まだ、学校に行けている状態。
学校に行けている状態だったから、
大きな問題として認識していなかったんですよね。
「大丈夫でしょ!」と気楽に考えて、
長男の話を聞くふりして、どうにかなだめすかして
小学校に送り出していました。
この後にやってくるのが、本格的な登校渋り。
登校渋りが本格化して、
毎朝、泣きわめく長男を抱きかかえたり、引っ張ったりして
無理やり学校に連れていく、親子ともに厳しい日々が始まりました。
この時こそ、まさに、
「どうして学校に行けないの?」
「他の子たちはみんなは行っているのに…」
「こんな調子で将来、社会に出られるの?」
と考えていて、長男の登校渋りを
「ただの甘え」だと思っていたんです。
自分たちは行くのが当たり前だと通ってきた学校。
「行かないなんてダメだ」
「何としてでも行かせなきゃ」
ここで、親の自分が長男を受け入れて休ませたら、
もっと行けなくなってしまう。
もっと学校に行けなくなったら社会に出られなくなるかも。
無理やりでも連れていくのが、
「長男のためなんだ」
そう自分に言い聞かせて、自分を正当化していました。
だから、泣きわめく長男を無理やり連れていき、登校させていました。
泣いている長男を先生にお願いして、後ろ髪ひかれる思いで仕事に向かっていました。
帰宅すると、予想に反して長男は、楽しそうにニコニコしながら
「学校楽しかった~」とお話しするんですよね。
でも、次の日はどよーんと重い空気になり、また、「行きたくない」が始まる…。
「なんで?昨日あんなに楽しそうだったのに」
「また今日もこのやり取り…。もう遅刻だ、なんで…」
「仕事も間に合わない。もう本当になんでなの。」
朝から行く行かないの押し問答をして、毎日長男がなんで行けないのか
分からなくてずっと「なんで?」「なんで?」と
疑問に思っては長男を責め立てていました。
無理やり連れていく日々に疲れ果ててしまっていたんですよね。
正直、この時が一番つらかったです。
仕事に遅刻したり、休んだり、職場に迷惑をかけながらも、
それでも
「学校に行かせなきゃ」
「学校に行けないのはいけないことだ」
という認識から、長男の気持ちを考えることをしてませんでした。
まさに、自分都合の育児をしてきたわけです。
そんなある日、長男は普通に学校に行き始めました。
「今までなんで行けなかったんだろうね~」
と、自分で言うほどに。
「あぁ、よかった。これで安心」
やっぱり、無理やり連れていくのが正解だったんだ。
まだ学校に慣れていないだけだったんだ。
そう思っていてた矢先、2学期が終わり、冬休みが明けて、
友達にちょっと嫌なことを言われたことが原因で
行けなくなる日々が来るのです。
先生に相談して、嫌なことを言われた対処法を伝えても、
次は、掃除が嫌だから…
給食が嫌だから…
漢字を書くのが嫌だから…
はたまた、もう1学期に終わっているプール学習が嫌だったから…
と、次々と嫌なことを言ってきて、学校に行きたがらないのです。
無理やり連れて行ってもダメだった。
行かない理由も毎回変わって、対処のしようもないお手上げ状態。
まさに、
「何が原因で学校に行けないのかわからない」
という感じでした。
この時、長男が自然と行けるようになるのを待つだけでいいのか、
自分が何かできることはないのか、考えたのです。
ここから、不登校の本を読み漁り、セミナーを受けたりして、
長男の不登校の原因は「自信がない」ことだと分かりました。
もっと具体的に言えば、自己肯定感の低さ、
つまり、
ありのままの自分を肯定できない=困難が起こっても自分は大丈夫
と思えないのです。
だから、友達にちょっと言われただけで、どう対応すればいいのかわからなくなり、
学校に行けなくなってしまう。
自分に自信がないからこそ、自分で対処できる力がないのです。
長男に自信をつけさせてあげれず、
長男は不登校をしてまで、自分に力が足りてないことを訴えてくれていたのです。
この時、初めて、
長男の気持ちを考えずに、
自分の考えを勝手に押し付けていたこと
に気づきました。
そこから、我が家では、無理やり連れていくことをやめました。
長男が不登校をしてまで教えてくれた「自信のなさ」。
だから、自信をつけるために、私は子育ての仕方を学ぶことにしました。
子どものほめ方、接し方を学んで実践していくうちに、
- 子どもたちは、自分で考えて行動したり
- 自分の意見が言えるようになったり
- みるみる笑顔が増えていった
のです。
私は、長男が不登校になって初めて、
自分の子育ての仕方が間違っていることに気づきました。
もっと早く気づいて、育ててあげていたら、
長男は学校にも行っていて友達とかと
楽しそうに生活していたのかな、と思ったりもします。
不登校は簡単な問題では、ありませんね。
正直、笑顔が増えたから、力が貯まったから
すぐに学校に行けるようにはなりません。
現に、小2の長男はまだ学校に行けていません。
ですが、私が学んで、子育ての仕方を変えたことで、
子どもたちの笑顔が増えたことは事実です。
私は、子どもたちの笑顔が増えて、本当に学んでよかった。
待つのではなく、自分で行動してよかったと思っています。
子どもは変わります。
特に小さいうちは、親の影響力が強くなります。
今、始めることで自分の子どもが変わるかもしれない。
変えることができるのは、一番近くにいる親なのです。
どうか、子どもを受け入れて、接し方、ほめ方を見直してみてください。
自信をつけさせてあげる方法やほめ方、力を貯める方法はまたお話しますね♪
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)