10月4日は天使の日。
そしてベビケンの命日でした。
今年七回忌だなんて信じられません。
ベビケンが旅立ってから、本当にあっという間の6年間でした。
めまいが悪化して立ち上がることすらできなくなった時期もありました。
震災を経験し、自分にとっての生きるという意味、人とのつながりの大切さ、仕事に対する考え方がガラリと変わった時期でもありました。
ベビケンの兄弟が欲しいと思い、努力した日々。
何度も繰り返した流産。
不妊治療をあきらめてから、自己流のベビ待ちに切り替え、やっと来てくれたのんびり屋のちびすけとの出会い。
なんかざっくり挙げてみただけでもかなり濃い時間を積み重ねてきたんだなぁと自分でも驚きます。
ほんとうに色々なことがあったけど、今こうやって笑って生きていられるのはベビケンのおかげです。
自分のことが大嫌いで自己嫌悪ばかりだった私に、ベビケンは少し自信を与えてくれました。
そしてわずかでも可能性があるなら、努力する意味があると教えてくれました。
死産の可能性が高いと言われてきたベビケンが、自力で小さな小さな可愛い産声を上げたように、どんな困難でも誰かが無理だよと言っても諦めなくていいんだということを教えてくれました。
『奇跡』というのは、あきらめずに努力した結果、つかみ取った事実のことだと思います。
ベビケンがそう教えてくれたから、私たちはベビ待ちを続けることができて、チビスケが私たちのもとに来てくれたんだと思います。
何度流産を繰り返しても、高齢だから妊娠の継続が難しいと言われても、そのわずかな可能性の中をくぐり抜けてチビすけは私たちのもとにやってきてくれたんです。
この『諦めなくてもいいんだよ』という私にとっての救いの言葉。
これからも一生大切にしていきたいと思います。
この写真は、七回忌の法要に来てくれた義兄が仏壇にそっと置いて行ってくれたもの。
後で聞いたら、『ナスやきゅうりに足をつけて牛や馬に見立てるけど、空を飛べた方がどこにでも行けるからと思って昨晩折ってみたんだ』とのことでした。
今も変わらず、ずっとベビケンを想ってくれている義兄に心から感謝です。
ベビケンがいつでも安らかに、お友達と楽しく毎日を過ごしていますように。
そして心はいつも私たちと共にありますように。

いつも応援ありがとうございます!!
