三男は、とても自由人。

活発で、独創的。

とても優しくて、素直に受け入れすぎるところがある。

 

危ないことが多いから、注意されることも多いし、

宿題よりも遊ぶことが大好き。

 

それでもやらなくちゃいけないからやるけど、

やるまでに時間がかかる。

やっていても、遊びたくてしょうがない。

 

そんな三男は、別室に隔離され怒鳴られながら宿題をやっていたらしい。

一通り怒鳴られ宿題を始めると、傍らで携帯ゲーム。

それが気になって話しかけると叩かれる。

そんな日々だったらしい。

 

長男、次男から聞いた。

 

三男が、私が帰って来てから一緒にやると言うようになってから聞いた。

 

三男に確認すると、

僕は、いやなことは忘れるようにできてるんだと言って笑った。

 

本気でヤバいと思った。

抱きしめることしかできなかった。

 

その日から、私が帰ってから一緒にやることにした。

少し遅くなっても、一緒にやるようにした。

 

そうすると、遊ぶ時間が増える。

怒られることも増える。

そのたびに別室に連れていかれる。

 

三男の表情がなくなっていく。

 

父親がいなくなって、一番変わったのが三男かもしれない。

 

三男には、遊んでくれた記憶もある。

嫌な記憶を消去しているから、遊んでくれた父親しかない。

 

長男に、三男は父親に帰ってきてほしいって思ってるんじゃないかな?

って聞いてみると、

 

何を言ってるの?

一番変わったのは三男だよ。

笑うようになったよ。

今みたいに笑ってなかったよ。

一番被害にあってたのが三男だよ。

ビクビクして俯いていたのに、今、いっぱい笑ってるよ。

ちょっと自由すぎるけどねw

 

確かにそうだ。

俯き加減で父親の行動を見ていた。

何もなくても、ごめんなさいって言っていた。

何を謝ってるの?って聞いても、

なんか、しちゃったかなって思ったからって。

 

素直な三男の心を壊してしまっていた。

もっと早く行動できなかった自分を情けないと思った。

 

今、三男は自由になった。

自由になったから出てきた問題もある。

 

それはまた改めて。

 

たくさん話をして、少しずつ進んでいる。