何度電話で話しても、何も変わらなかった。
もう、決断しなくちゃいけないな。
これまでの話し合い、子供たちの様子。
籍、抜こう。
そう伝えて返ってきた言葉が、
俺の事、金、手にするためのコマにするんだろ。
籍抜いたら、手当増えるもんなぁ。
確かに手当は増える。
でも、あなたも働いて、両親が揃っている生活になるように
考えていけないんだ。
頑張ろうと思って今、日雇いしてんじゃん。
ちゃんと働くための準備金を貯めようと思ってる。
だから、そっちには仕送りしない。
自分の通帳残高が増えていくのが、
モチベーションにつながるから。
そうですか。
今、あなたはあなたのために生きている。
なので、籍を抜いてください。
あなたの為、あなたのモチベーションの為に、
このままでいるのはできません。
じゃあ、お金貯まったら、また籍入れるんだよね。
それは、その時考えればいいと思う。
ようやく、籍を抜くことに同意してくれた。
この人は、今の子供たちに何かをしてあげよう
ではなく、いい自分を見せるためのこと
しか考えていない。
養育費についても、自分の貯蓄を増やしたいから送らない。
戻りたいという気持ちがあるなら、
今の生活を考えるんじゃないのかな。
口にはしなかったけど、
子供たちの生活のこと、何にも考えてないんだね。
なんとかしてくれるって思ってるんだね。
違うから。
なんとかしてるんだから。
がんばれ、わたし。
ここから、スタート。
みんなで、笑おう。