働くよりも、家の事、子供たちの事をしたい。

そう言って、仕事を辞めて家の事をするようになった。

 

4人の子供がいて、何を言っているんだろう。

そう思いながらも、逆転夫婦を続けてきた。

 

働いていても、行っているふりをしてパチンコへ行く。

残業と言ってパチンコへ行く。

そして、仕事を辞める。

 

そんな、いつどうなるかわからない状態なら、

自分が働いた方がいい。

キツイ生活になったとしても、安定はする。

そう思ってやってきた。

 

それが、だんだんと家事をすることもなくなり、

部屋に閉じこもってゲームをしているか、

煙草を吸っているか、

子供たちを怒るか、ムシか、

そんな人になった。

 

もう、何かを言ってる余裕もなく、仕事と家事をする日々。

でも、子供たちとの時間も大切にしたくて、

食事を作ること以外は子供たちが寝てからするようになった。

食事の時だけは、部屋から出てきてみんなと食事をする。

自分の食事が済むとまた部屋へ戻る。

 

子供たちは、ようやく安心してご飯を食べる。

一緒の時は、チラチラ見ながら、気を使って声をかけたりしてた。

 

子供の行事はどうするんだろうと思っていたら、

夜中に話があると言われ、

これからまたきちんとやっていくから、

明日の行事には参加すると言ってきた。

 

行事に参加し、張り切って、これまでの準備も自分がやってきたと言っていた。

 

次の日、また部屋から出て来なくなった。

 

やっぱり、と思ったのと、

最後に信じてみようと思った自分をバカだと思った。

 

もう、こんな姿を子供たちに見せ続けていてはいけない。

これが当たり前だと思う子にはしたくない。

でも、子供たちの父親であることには間違いない。

 

すぐに結論を出すことはできなかった。

でも、この状況は変えなければいけないと思った。

 

それで、距離をおいて考えようと伝え、実家へ戻ってもらった。