シズさんは自らの炎に包まれその中から姿を変えた人型の魔物が現れた
開発「イフリートって言うんでしたっけ?」
炎と風貌を見てそう判断した
リムル「念の為に聞くぞイフリート!お前に目的はあるか」
するとイフリートは掌を上に向けた
開発「嫌な予感しかしない」
イフリートの周りのから火の玉が何個も浮かび上がってきた
開発「!!」
無数の火球が僕らに向かってきた
開発「スキル見切り弾道予測」
僕は弾道を予測し回避をする
リムル「聡は大丈夫そうだな」
開発「これ大丈夫って言うんですかね。ギド達は」
ガバル「あっちい」
開発「何とか大丈…」
火球が迫っていた
開発「間に合わないならスキル斬魔」
ガバル「魔法を切った」
開発「薄刃斬火」
うまく成功した
開発「リムルさんランガ僕の後ろに続いて下さい」
リムル「わかった。ランガ聡の後ろを」
ランガ「はっ」
開発「はああ」
迫り来る火球を切り消滅させて行く
リムル「聡ふせろ」
その合図に這いつくばる様に伏せた
リムル「水刃」
開発「蒸発した」
ランガ「我が主、聡殿精霊種に爪や牙等の攻撃は通用しません、下位精霊ならば雨で弱体化するのですが
開発「下がるよ。体勢を立て直す」
体勢を整える為に後ろに下がる
開発「!!分裂してきた」
イフリートが四人に増えた
エレン「アイシクラランス」
エレンがイフリートに氷の槍の魔法を放った
開発「効いた、だったら魔法陣展開氷矢」
氷の矢を放った
開発「効いてる」
リムル「聡俺に向かって今の打ってくれ」
開発「わかりました、氷矢」
エレン「えっ聡さん何を」
リムルさんは僕の氷の矢を救出した
開発「大丈夫。あの人反則なので」
リムル「アイシクルショット」
本体以外のイフリートは消滅した
開発「本当ずるい」
リムル「でもこれで残るはアイツだけだ」
イフリート「フレアサークル」
リムルさんの下に魔法陣が現れて巨大な火柱が上がった
開発「リムルさん」
ランガ「主よ」
絶体絶命と思いきや
イフリート「!!」
イフリートの体にリムルさんの粘糸を巻きつけられとらえられた
リムル「悪いなイフリート俺に炎は効かねえんだ」
開発「うわーえぐい」
リムル「ユニークスキル「捕食者」」
イフリートは消滅してシズさんが解放された
シズ「スライムさん、聡さん有難う」
あの時間から一週間が経つ
開発「まだ起きないんですね、あれだけの膨大な魔力も感じられません」
リムル「シズさんを苦しめたイフリートは喰ったのに」
開発「恐らくあのイフリートが延命装置の役割を果たしていたんだと」
リムル「じゃあ」
開発「何方にせよ。放置していたら自我を忘れて殺戮の限りを尽くしていました。あれ以上の最善策は無かったはずです」
シズ「スライムさん聡君」
開発「シズさん」
リムル「気が付いたんだな」
シズ「二人共ずっと側にいいてくれたの?」
開発「今お水を」
シズ「いいよ。必要ないから」
開&リ「え」
シズ「もう何十年も前にこっちに来て辛い事も沢山あったけど良い人達にも沢山出会えて最後はこんな奇跡みたいな出会いがあった」
語っていくとシズさんの髪型白くなり始めた
開発「シズさん」
僕はシズさんの手を取る
シズ「有難う聡君心残りがない訳じゃないけど私はもう十分生きたから」
リムル「シズさん…俺に何か出来る事はないか?心残りがあるなら言ってくれ」
シズ「頼めないよ君達の人生の重荷になってしまうもの」
リムル「俺があんたの力になりたいんだ、言ってくれ」
そういい終わる頃にはシズさんは老婆の姿になりこの世を去りリムルさんはシズさんの遺体を捕食した
開発「リムルさんその姿」
リムルさんは人の姿になった
第10話 受け継がれる想い 完