転生したら人間でした 第9話 炎の魔人 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

冒険者のカバルさんギドさんエレンさんを街に招いた


エレン「ギド酷ーい!よくも私のお肉を!!」

ギド「食卓とは戦場なんでやんすよ。エレンの姉さん」

エレン「いいわよう。じゃあカバルの貰うから」

カバル「ぎゃー丹精込めて育てた俺の肉が」

開発「賑やかですね」

それを傍観しながら肉を口に運ぶ

エレン「にしても君えっと」

開発「開発聡です」

エレン「聡さんは珍しい武器を使うよね」

開発「持ってたのこれしかなくて」

スライム「お前成り行きに任せるタイプだな」

シズ「そのお陰で可能性を貰えたのかもね」

開発「ていうかリムルさん鉄板滅茶苦茶触ってますよ」

リムル「溶けるかと思った」

シズ「そうならなかった所見ると熱に対する「耐性」があるのかな?」

開発「耐性?」

シズ「異世界から渡って来る者はその際強く望んだ能力を得る。それがスキルだったり耐性だったりするの」

開発「そうかだから僕の場合は履歴書と元々持ってた物が」

リムル「俺は前世は刺されて死んだけど、その時背中が熱いとか血が抜けて寒いとか考えてたからそれで手に入れたんだろうな」

開発「中々壮絶ですね。俺は貧乏で高校は定時制で昼間はバイトしてたから過労で」

リムル「若い頃から苦労してんなお前も」

開発「シズさんのは炎かそれも望んで?」

シズ「炎は私にとって呪い」

開発「呪い?」

シズ「私が元の世界で最後に見た光景は辺り一面の炎、とても怖い音が鳴り響く中、住み慣れた町は紅蓮に染まっていた」

開発「それは多分東京大空襲ですかね?」

シズ「多分そう」

歴史で習った

シズ「私の教え子…その子も日本出身何だけど歴史の授業で習ったらしいね」

リムル「そうか、それで転生してこっちの世界に」

シズ「私は死んでないよ、ある男に召喚されたの、でも本当に召喚したかったのは別の誰かだったみたいで、とても落胆した様子だった。だからすぐに私に対する興味を失ったようだったけど、ふとした気紛れからか彼は私に炎の精霊を憑依させた。それは炎を操る力をくれたけど…同時に呪いでもあったの、この力のせいで私は大切な人達を失ってしまったから、だからかな、人と親しくなるのは少し怖かったけど、やっぱり仲間っていいね、最後の旅で楽しい人達と出会えたもの、彼らはお互いを信頼してるし、遠慮なく喧嘩もするし、いい冒険者だよ」

しばらくシズさんの生い立ちを聞いた

リムル「聡俺達ちょっと出掛けてくる」

開発「どうぞ」

暫く食事をしていると

開発「!!」

膨大な魔力を感知した

開発「っ」

小屋を飛び出しむかった

開発「リムルさん、これは」

シズさんの周りを火柱が囲んでいた

ギド「ジズエイザワ、まさか」

シズさんは人差し指を上に向けた

開発「!!」

後ろに飛んだ

ボゴオと地面から火柱が上がった

ギド「間違いありやせん。彼女は爆炎の支配者ジズエイザワ。イフリートを宿す最強の精霊使役者でやす」

開発「何でこうなったのかは知らないけど見過ごせない」

カッターナイフを構える

リムル「緊張感に欠けるけど頼むよ。お前達は」

カバル「そんな訳にはいかねえよ。あの人が何で殺意剥き出しにしてんのか知らねーが」

ギド「俺達の仲間でやすよ」

エレン「ほっとけないわ」

シズ「オサエキレナイ、ワタシカラ」

開発「それは出来ません貴方を助けます」

リムル「当然だ」

火蓋が切って落とされた

第9話 炎の魔神 完