妄想恋姫夢想 第1章 1話 異世界の彼方より | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発「どこ!?えっ何!?僕の家は!?こんなリフォームした覚えないんだけど(夢…じゃないよね、間違いなく現実どうすれば)」

?「お兄ちゃんどうしたのだ?」

声を掛けられて振り向くと赤髪ショートで虎の髪飾りを付けてる小柄な女の子がいた

開発「えっと」

?「大丈夫ですか?」

もう一人ピンク色のロングヘアーで両サイドをツインテールの様に結んでる女の子が声を掛けてきた

開発(二人共変な格好、コスプレっ奴?)

?「あの?もしかして、どこか怪我でも…?」

開発「御免、大丈夫だよ、有難う心配してくれて」

?「そうですか。良かった♪」

開発「所で」

?「さっきからキョロキョロして、どうしたのだ?」

開発「ここはどこなのかな?」

?「えっここは幽州啄郡、五台山の麓だけど」

開発「幽州啄郡(ゆうしゅうたくぐん)?(確か昔の中国の地名だった筈五台山もまさか日本ではなく、中国に)」

?「お兄ちゃん、何だか可笑しいのだ、服も変だし」

?「あ!!ねえ、鈴々ちゃん!この人天の御使いだよ!」

開発「はっ?」

聞いた事のないワードが飛び出した

?「そうですよね!天の御使い様!」

開発「いや違いますけど、聡です、宗教の勧誘なら他で」

?「?」

開発「何で疑問の顔をされるの?」

鈴々「お兄ちゃん、鈴々にも、分かる言葉で話して欲しいのだ」

開発「それ僕の台詞」

鈴&?「セリフ」

開発「因みに、君達の素性を訪ねても?」

?「私は劉備。字は玄徳!」

鈴々「鈴々は張飛なのだ!」

耳を疑った

開発「劉備…張飛…(何これ?夢?さっき三国志の本買ったからこんな夢を?けど、夢にしたら長過ぎる、て言う事はファンか何かか?歴女を、拗らせた?)本名を、教えてくれると嬉しいんだけど」

鈴々「むーお兄ちゃん鈴々達の話を聞いていたのだ?鈴々は張飛!お姉ちゃんは劉備なのだ!」

開発「(嘘をついてる感じじゃないな、何で自宅の扉を開けたら三国志の世界に?確認するか)変序でに一つ聞くけど」

劉備「はい」

開発「ここは日本ではないんだよね?」

劉備「にほん?」

開発(この反応からしてまだ日本は建国されていない、それを知る技術もない、過去の可能性が出てきたな)

鈴々(張飛)「お兄ちゃん迷子かにゃ?お家はどこなのだ?幽州?荊州?冀州?もしかして、洛陽とか?」

開発(間違いないね、ここは中国大陸、僕が居た時代より遥か昔、信じ難いけど)

劉備「兎に角、天の御使い樣に会えたって、愛紗ちゃんに言わなきゃね♪」

開発「さっきも聞いたけど「天の御使い」って、!?」

ブン

ドガッ

野犬「キャイン」

気配に気付き防具袋を振り回して回避した

野犬「グルルル」

開発「野犬」

劉備「囲まれちゃった」

鈴々(張飛)「こんなのなんて事ないのだ!鈴々に任せるのだ」

劉備「わっ私も!」

開発「(武器!?)やるしかないか」

僕は竹刀ケース毎構えた

鈴々(張飛)「でやー」

野犬「キャイン」

開発(あれは蛇矛)

鈴々(張飛)「たあっ、はあっやあっ!」

自らを張飛と名乗る小柄な女の子鈴々は自分の体より倍の大きさの蛇矛を振り回した

野犬「キャインキャイン!!」

野犬「ガウっ!!」

劉備「きゃっ」

野犬と対峙している自らを劉備と呼んでる女の子は尻餅をついてしまった

開発「このっ」

野犬の進路方向に防具袋を、蹴り飛ばした

野犬「わう!?」

きゅっ

防具袋の前で止まった

ばっ

飛び越えようと飛んだ

ばっ

開発「遅い」

どがっ

野犬「キャイン」

竹刀が入った竹刀ケースで殴り飛ばした

鈴々(張飛)「ふう、逃げていったのだ」

野犬は逃げていった

鈴々(張飛)「それにしてもお兄ちゃん強いね」

開発「張飛こそ」

劉備「聡様、助けて頂いて有難うございました、その勇敢なお姿、やっぱり貴方は乱世を治める天の御使いです♪」

開発「話の途中だったけど「天の御使い」って何?説明を」

劉備「鈴々ちゃん!愛紗ちゃんの待ってる町に急ごう」

鈴々(張飛)「…。」

劉備「鈴々ちゃん?」

鈴々(張飛)「お兄ちゃん、本当に「天の御使い」なのだ?」

開発「それが何かを聞いてるんだけど」

鈴々(張飛)「だったら、愛紗のいる町迄競争なのだ!力試しなのだ!鈴々に勝ってみせるのだー!」

開発「あっこら人の話を」

ギュオ

張飛と名乗る鈴々はとんでもない速さで駆けて行った

劉備「鈴々ちゃんったら、足が速いなあ〜。聡様、追いかけましょう!」

僕は思った

開発「会話が出来る人が欲しい」

頭痛と疲労と共に異世界生活の幕が上がった

第1章  第1話異世界の彼方より 完