妄想Aチャンネル 第八話 | 開発くんのブログ

開発くんのブログ

ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

休み時間

開発(あっこれトオルの)

どうやらトオルがここの教室に来た際に落としてしまったらしい

開発(届けてくるか)

一年の教室に行く

開発「御免。この教室にトオルはいるかな。落とし物届けに来たんだけど」

ミホ「それなら」

トオル「何でわからないの!?さっきから何度も繰り返してるじゃん」

ユタカ「すみません。ここがこうですね」

トオル「だから違うってば」

ミホ「彼方に」

開発「ちょっと入らせてもらうね」

ミホ「はい。どうぞ」

トオル「だから」

開発「コラ。トオル」

トオル「聡!?」

開発「友達にそんな乱暴に教えちゃダメだよ」

トオル「何で」

開発「ほれ落とし物」

トオル「有難う」

ユタカ「トオルさん知り合い」

トオル「開発聡先輩」

開発「えっと」

ユタカ「ユタカです。でこっちが」

ミホ「ミホです」

開発「ユタカちゃんとミホちゃんだね。俺は開発聡いつもトオルがお世話になってます」

ユタカ「そんな事」

開発「この問題がわからないんだよね?」

ユタカ「はい」

開発「ここはこの公式を当て嵌めれば」

ユタカ「わっ凄い」

ミホ「もしかして聡先輩って学校でトップの成績の」

開発「俺ってそれで通ってるんだ」

ユタカ「凄いですね。トオルさんの知り合いにこんなイケメンで成績トップの先輩がいるなんて」

開発「いやいや。大した事ないから。おっと長居しちゃった。ユタカちゃんミホちゃん。これからもトオルの事お願いね」

ユタカ「任せて下さい」

ミホ「ユタカはもう少し遠慮しなさい」

開発「じゃあなトオル」

トオル「う‥うん(寂しくなんか‥ない)」

日曜日

外でばったりるんと会った

るん「聡君バイトの帰り早いねえ」

開発「今日は早上がりだったんだ。バイト先でケーキ貰ったんだけど食べないか?」

るん「えっいいの。じゃあ。ウチ近くだから」

開発「あっああ」

るん家

るん「只今ー」

開発「お邪魔します」

るんの部屋に通される

開発「ここがるんの部屋なのか」

るん「あんまりジロジロ見られると恥ずかしいよ」

開発「悪い。つい」

がばあ

トオル「臨兵討者ああああ」

るん「ぎゃああ」

開発「どわああ」

るんの布団の中からトオルが飛び出してきた

るん「なんだ。トオルか来てたなら言ってよ~。間違えてトオルんち帰ってきちゃったのかと思った」

開発「そうなったら末期だぞ」

トオル「御免。怖い夢見た。ここがるんちゃんちで良かった‥起きて一人ぼっちなんて耐えられないや」

るん「あはは。なら良かった」

開発「(そう言う時に俺の名前は出してくれないのか。まあしょうがないが)トオルケーキ食べないか。丁度三個あるんだ。」

トオル「食べる」

るん「じゃあ。何か飲物持ってくるね。お皿とフォークも」

開発「一人じゃ大変だろうし俺も」

ヒシッ

トオル「その‥」

トオルは顔を赤らめた

るん「聡君はトオルとゆっくりしてて二人共お客さんなんだし。ケーキだから紅茶の方が良いよ、ね。トオルの事宜しくね」

そう言うとるんは下に降りていった

トオル「御免。聡迷惑掛けちゃって」

俺はその場に座った

開発「いや。全然そんな事は(緊張する。るんの部屋でトオルと二人っきり何を話せば)ト‥トオルは意外に怖がりなのか?」

トオル「そんなつもりはなかったけど予想以上に怖い夢だった」

開発「そっか。まあ。幾ら怖がりじゃないと言ってもそれに耐えられる許容範囲があるからな」

トオル「聡にも怖い物あるの?」

開発「俺は毛虫とかが」

トオル「くすっ怖いものがなんか乙女」

開発「別に良いだろ怖いんだから」

トオル「聡が居てくれて良かった。こう言う所るんちゃんには見られたくなくて」

開発「(それって俺になら)トットオル(えっ嘘だろ。俺まさか)俺」

るん「お待たせー」

バーン

開&ト「どわああ」

るん「どうしたの?二人共。顔が赤いけど」

開発「なっ何でもないぞ。るん紅茶淹れてくれたんだな」

るん「うん。やっぱりケーキに紅茶だよね。早く食べよう」

テーブルに皿を並べてケーキを乗せた

るん「美味しい。これ聡君のバイト先のケーキなんだよね?」

開発「ああ」

トオル「前に聡が焼いたケーキの味に似てる」

開発「よくわかったな。それ俺が焼いたんだぜ」

るん「そうなの!?どおりで」

トオル「美味しい」

るん「ん?トオル前髪伸びたね」

トオル「放置してたからね」

開発「確かに」

るん「切ってあげようか」

開発「待てるん。物凄く嫌な予感が」

るん「大丈夫。工作なら得意だから」

開発「人の髪を工作と一緒にするな」

トオル「待って鋏を横にして切るの」

ジャキ

バサバサ

るん「ランドセル似合いそう」

開発「うわああ」

かばっ

るん「トオル拗ねちゃった」

開発「そりゃ拗ねるだろ」

トオル「きっと皆に笑われる」

るん「可愛いじゃん。じゃあこうしたら」

トオルの髪を両脇にやっておでこを出す形にした

るん「見て見て聡君。お揃い可愛いでしょ」

開発「あっああ。」

トオル「絶対そんな事思ってない」

開発「いやそんな事ないって」

トオル「嘘だ。こんな子供っぽい髪型」

開発「そこが好きなんだよ俺は!!」

トオル「えっ聡?」

るん「今の」

開発「えっあっその」

るん「告白」

開発「そうだよ。俺はトオルの事が好きだ」

トオル「そうだったの」

るん「いつから好きだったの?」

開発「初めて会った時から」

トオル「えっと」

開発「悪い。トオルこんな勢い任せに俺も今かなりパニックになってる」

トオル「じゃあ」

開発「でもこの心に偽りはない。純粋にトオルの事が好きだ。子供っぽいトオルも少し意地悪なトオルも正直さっき、るんに嫉妬した」

るん「「ここがるんちゃんちで」って奴」

俺は頷く

開発「けどあの後に俺を頼ってくれて嬉しかった」

トオル「有難う。私も聡の事は好きだよ。けどまだ私は聡の事良く知らないから今すぐには」

開発「それで良い。俺もまさか今トオルに告白するとは思ってなかったから」

るん「トオルー。聡くーん」

がば

るんがトオルと俺を同時に抱き締めた

るん「おめでとう。トオル。聡君」

トオル「ちょっるんちゃ」

開発「まだ付き合った訳じゃ」

るん「それでも嬉しいの。聡君トオルの事泣かしたら大事な所串焼きにして食べちゃうからね」

開発「絶対幸せにします」

トオルとの関係が一気に前進した

第八話 完