開発(しまったー)
音楽の時間なのだがリコーダーを教室に忘れて取りに戻っている
ガラッ
トオル「るんちゃ」
トオルが此方に気付いた
開発「あはは」
俺は自分の机からリコーダーをとって
トオル「聡?」
開発「言わないよ。早く教室に戻らないと授業に遅れるよ」
授業の後
教室
開発「どうしたんだ?ユー子?」
ユー子が何やら困っていた
ユー子「リコーダーが」
開発「無いのか?」
ユー子「うん」
ナギ「まさか盗まれたんじゃ。今頃誰かの手によってユー子の縦笛は舐めに舐められて…」
ユー子「ちょっとやめーてなっ!」
開発「今の時代にそんな奴?」
るん「そうだよ。もし盗んだのならもっと…舐めるだけじゃ飽きたらずあんな事やこんな事に使うに決まってる」
開発「そういうつもりで言ってない」
るん「私ので良ければ貸すよ?」
ユー子「御免なあ。有難お」
ナギ「これでユー子がただるんの笛を借りたかっただけだったら‥」
ユー子「え」
ユー子「やめてーな。ウチめちゃ気色悪い奴やんかー」
開発「そうだぞ。ナギ。こんな事トオルにでも聞かれたら」
ボゴ
ユー子「くふぉ」
開発「こうなる」
るん「トオル今のは冗談だからね」
ナギ「私のね」
トオル「そっか勘違いして御免ね。ユー子」
ユー子「いや‥別にええよ」
開発「災難だったなユー子」
ユー子「トオルはるんの事となると周りが見えなくなるだけやんな」
ばしん
ユー子「あだっ」
開発「今のはユー子が悪い」
トオル「ユー子の笛音楽室に落ちてたよ」
ユー子「えっほんまに?有難お」
開発「でも一度行方不明なった笛を使うのは勇気がいるよな」
ユー子「確かに」
トオル「良かったら頂戴」
ユー子「そやんな。来年使うしな。でもこんな笛やで?」
トオル「いや。使える使える」
トオルの目に円マークが浮かんでいた
ユー子「何する気やー!?」
授業中
ユー子「(トイレ行きたい…)あの…先生」
先生「んどうした?」
ユー子「あ…えーと…(トイレに行きたいなんて恥ずかしくて言えへん)」
困っていると
開発「ああ先生」
先生「なんだ?」
開発「ちょっと頭が痛くなってしまったので保健室に行ってきます」
先生「そうか。誰か付き添って」
開発「ユー子とるんちょっと付き添ってもらえないか?」
ユー子「えっあっうん」
るん「いいよ」
教室を出ると
開発「早くいってこいよ」
ユー子「ご…御免な。聡。でも何でるんまで」
るん「実は私も行きたかったんだ」
ユー子「なんやるんもトイレ?」
るん「じゃなくて保健室…」
パタリ
るんがしゃがみこんでしまった
開発「おい!るん」
るん「なんかわからないけど気持ち悪くて。もしかしたらあたったのかも…吐きそう…」
ユー子「ト…トイレか!?ああでも保健室…!?いやトイ…ト…。そうトオルや!!!」
開発「るんは俺が保健室に連れてくから君はトイレに行ってきなさい」
保健室に運ぶと
開発「おい。るんしっかり」
ユー子「トオル連れてきたで」
ナギとトオルが来た
開発「トオルか…!るんの意識が急に」
ナギ「え!?」
トオル「三人共静かにして。大丈夫だよ。寝不足だっただけだから」
るん気持ち良さそうに眠っていた
第七話完