妄想地獄先生ぬーべーNEO #5悩める生徒達 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

開発「(もう。こんな時間か。ん?)妖気?こっちは公園の方か」

僕は公園に向かった。公園に近付くと

?「きゃああ」

開発「大丈夫ですか?」

公園に入るとブランコで女性が妖怪に襲われていた

美樹「助けて」

開発「これは黒手。」

美樹「やっぱり妖怪あっやん」

黒手は女性の体を撫で回し始めた

くるっ

僕はすぐさま後ろを向く

美樹「いやいや。助けろや。こんにゃろ。元ぬーべークラスの美樹ちゃんをなめるなよ」

開発「!?」

見知った名前が出てきたので振り替えると

美樹「ギャーす」

なんと女性の首が伸びて黒手と交戦していた

開発「えっろくろ首!?禍津日射ぬけ」

ひゅっ

美樹「何すんじゃあ」

開発「あなたも妖怪では」

美樹「人間じゃ」

なんやかんやで

開発「除霊完了」

美樹「ありがとう。助かったわ。そうよ。それにしてもあんた霊能力者なのね。あの男と同じ」

黒手を倒した後。女性の首は元に戻り再びブランコに座る

ぬーべー「美樹ー!」

美樹「ぬーべー」

開発「ぬーべー!?」

ぬーべー「聡!!こんな時間にこんなところに?」

開発「!?」

美樹「あんたぬーべーと知り合い」

ぬーべー「聡。こいつは細川美樹。俺の元生徒だ。美樹こいつは今俺と郷子が受持ってるクラスの生徒の一人開発聡だ」

美樹「アンビリーバボー。あんたがいつも郷子が話してる。聡ね」

首を傾げられた

しばらくして

美樹「…私本当は…郷子が羨ましかったの…ちゃんと就職して毎日仕事頑張って…恋人もいて…輝いててそれに比べて私は…定職につかずに夜のバイトでフラフラしてて…彼氏もいないし…」

開発「美樹さん」

するとぬーべーは手を優しく美樹さんの手に置いた

ぬーべー「そうか…そんなこと考えてたのか。まったく…バカだな。人生は色々だ。真っ直ぐ行く者回り道をする者。人と比べるようなもんじゃない。お前はお前の人生を自信を持って進めば良いんだよ」

美樹「ぬーべー」

ぬーべー「そうは言っても時には落ち込んだり泣きたくなる時もあるだろう。そんな時は遠慮なく俺を頼れ。愚痴くらいなら聞いてやるよ。大人になっても…いつまでもお前はずっと俺の生徒なんだから」

その言葉は優しくてとても心強いモノだった

開発「郷子先生?」

僕は少し離れたさきからこちらの様子を伺ってる郷子先生を発見した

郷子先生「聡君。こんな時間に出歩いて」

開発「ごめんなさい。でも郷子先生のお友達ですか?」

郷子先生「そうよ」

聡君は納得したようだ

郷子先生「うん。美樹が呼んでるみたいよ」

開発「?」

手招きする美樹さんの所に行くと

開発「どうしたん」

ガバ

ムニュ

開発「むむむ」

美樹「さっきは助けてくれてありがとう」

僕はじたばたと逃れようとするが離してくれず

美樹「ふっふっふ。郷子の噂通り相当女の子苦手みたいじゃない。今度私のお店に遊びに来なさいよ。ジュースくらいなら奢ってやるわよ。よく見れば中々美形じゃない。」

どくどくどく

美樹「あっ。鼻血」

ぬーべー「お前は俺の生徒を殺すきか」

ぬーべーが助けてくれた

やることが済んだのか美樹さんは帰っていった

開発「ガタガタ。」

郷子先生「あはは。悪いやつじゃないからそれは保証するよ。で聡君はなんでこんな時間に出歩いてるのかな?」

開発「妖怪と交戦してました」

ぬーべー「何怪我は」

開発「特には」

ぬーベー「よかった。ここの霊気はおかしいからな。普通はあんなもの幽霊になったりなんかしないのに。さっきの黒手だって中々外で出てくる妖怪ではないはず。」

開発「!?」
                             
郷子先生「聡君」

開発「ぬーべー先生。これ見て下さい」

ぬーべー「これは」

郷子先生「バーベキューの後…?」

ぬーべー「違う。これは「境壊法術」の後だ」

郷子先生「境壊…」

ぬーベー「現世と冥界の境を壊す術のことだ。聞いたことはあるが見るのは初めてだ。これで一つ結論が出た。今回の逢魔ヶ刻は人為的に起こされた。誰が何の為にしたのかはまだわからんがな」

一難去ってまた一難。とてつもない闇がそこまで迫っていたことを知るのはこれから

#6悩める生徒達 完