臨海学校へ行くバスの中
開発「ふう」
リト「聡。疲れてるよな」
開発「当たり前だ」
リト「台風を無くすのに必死だったからな」
開発「我ながらバカな事をした」
リト「何でそこまで」
開発「知らん。知らんがララの悲しそうな表情を見たら自然に体が動いた。俺も未熟者よ」
リト「それって」
開発「ん?」
リト「いや。別に(聡。ララの事)」
旅館に到着した
開発(しんどい)
高美(女将)「彩南高校の皆さーん。遠い所よくぞ。いらっしゃいました~!!」
美人の女将さんが出迎えてくれた
校長「高美ちゃーん。会いたかったよォー」
校長が猛ダッシュで駆け寄っていった
校長「うがっ」
女将さんは容赦なく校長の顔面に見事な右ストレートを決めた
校長「相変わらずつれないな高美ちゃん」
高美(女将)「此方が大広間でェーす」
女将さんは校長をシカトし俺達を福寿の間に集めた
校長「今日から三日間の臨海学校!!皆自然と大いに触れあって楽しい思い出を作って下さい!!という訳で今夜は早速恒例の肝試し大会があります!お楽しみに~!!ねえー高美ちゃん」
女将さんは校長の顎にアッパーを打ち上げた
開発「大丈夫なのかこの学校は?」
チラッとララの方を見ると
開発(楽しそうで何よりだ)
暫くして部屋割りをされ、俺はリトと猿山達と同じ部屋になった
猿山「んじゃ早速風呂行くか」
リト「そーだな」
開発「賛成だ。日頃の疲れをとりたい」
リト「年寄りじみた事を」
猿山「女子も今頃入ってんだろな~」
男子生徒A「ここはやはり男としてやっとくべきかね?」
リト「お前ら…何を…!?」
男子生徒A「決まってんだろ。」
猿山「ノ・ゾ・キだよ」
開発「まくだらない事を」
男子生徒A「よし行くぞ!!」
リト「おい!待てよ何で俺まで!!」
リトは猿山達に連行されていった
開発「程々にな」
猿達はリトを巻き込んで覗きをしようとしていた
女子A「キャーー覗きよおー!!!」
開発(やけに展開が早いな)
女子A「こんな所に校長がいる~!!」
怒声と何かで殴打する音がした
開発(校長か!!!)
温泉の後
校長「では今から肝試しのペアを籤引きで決めまーす!各クラス男女其々で籤引き同じ番号同士がペアでーす!!」
校長は女子から制裁を受けた後を顔に残しながら肝試しを仕切っていた
開発(なぜ懲戒免職にならない。とはいえ籤引きか。出来ればリトに西連寺さんと組んでもらいたいがリトの運を信じてやる事しか出来ない)
俺の番になり籤を引くと13番
ララ「聡13番なの。私と同じ」
ドキ
開発「ララか(なんだ今)」
ララ「どうしたの?」
開発「いや。何でもない宜しく頼む」
ララ「うん。なんかワクワクしてきた」
開発(この笑顔は反則だ)
因みにリトは籾岡と。
西連寺さんは猿と
開発(哀れだ。リト)
肝試し大会が始まった
トラブル12ドキドキ湯けむり旅情 完