妄想IS 第十四話 ブルーデイズレッド・スイッチその2 | 開発くんのブログ

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ピン芸人開発くん劇場が日払いで一人暮らしの日常も芸人活動を書き綴って行きます。

舞台は阿佐ヶ谷中心

あの騒動の後

僕・一夏・シャルの三人は練習を切り上げて更衣室で着替えていた

開発(ラウラ・ボーデヴィッヒ一夏に相当恨みがある口調。逆恨みいや。そんな生易しいものにも思えない)

一夏「聡」

開発「いきなり大きな声出なさいでよ」

一夏「いきなり何かじゃねえよ。何度も呼んだんだぜ。なあシャルル」

シャル「うん。何か考え事でもしてた。例えばさっきの事とか」

開発「まあそんな所だね」

一夏「有難うな。聡」

開発「?」

一夏「さっき助けたくれたろ」

開発「別に大した事じゃないさ。僕が助けなくてもシャルが助けていたよ」

シャル「そんな事ないよ。何かあったら遠慮なく言ってね」

一夏「おう!シャルルも何かあったら言えよ」

ボディスーツを脱ぎながらそういうとシャルの態度が変わった

シャル「僕用事があるから先に行ってるね」

開発(またか)

シャルとは同室なので着替える時に怒られた事がある

一夏「なあシャルル…偶には一緒に着替えようぜ」

シャル「嫌だよ」

開発「一夏嫌がる相手に無理強いするのは感心しないよ」

一夏「だって」

開発「それとも一夏はBL派?」

一夏「違えよ、どこで覚えた」

開発「女子達が」

一夏「悪影響を兎に角違う」

開発「なら良かった。御免ね。シャル一夏はバカだけど悪い奴じゃない」

一夏「馬鹿は余計だ」

そう言っている内に三人共着替え終わり廊下に出ると

山田先生「開発君織斑君デュノア君。今月下旬から男子も浴場が使用出来るようになりました」

一夏「本当ですか!?」

山田先生「時間帯別にすると問題が起きそうだったので男子は週二回の使用日を設けるという形なんですが…」

一夏「週二回でも嬉しいです!!有難うございます」

開発「僕は部屋のシャワーで十分です」

山田先生「そんな事言わずに入ったらとても気持ち良いですよ」

その後僕と一夏は白式と玄武の登録に必要な書類を書く為職員室に言った

数時間後

一夏「は~終わった終わった~」

開発「流石の僕もあの量はきつかった。一夏止まって」

一夏が喋ろうとするが制止する

ラウラ「何故ですか…。何故こんな所で教師など」

そこにはボーデヴィッヒさんと織斑先生がいた

織斑先生「何度も言わせるな。私には私の役目がある…それだけだ」

ラウラ「この様な極東の地で何の役目があると言うのですか!!お願いです教官!我が独逸で再びご指導を…ここでは貴方の能力は半分も生かされません!この学園の生徒達はISをファッションか何かと勘違いしている。その様な者達に教官が時間を割かれるなど」

織斑先生「そこまでにしておけよ。小娘」

織斑先生は空気を変えた

織斑先生「少し見ない間に偉くなったな。十五歳でもう選ばれた人間気取りとは恐れ入る」

ラウラ「私は…」

ボーデヴィッヒからは先程の強きの態度は消え失せた

織斑先生「話は終わりだ。さっさと寮に戻れ」

寮に走り去ってしまった

開発(何かを失った表情)

織斑先生「さて…そこの男子達盗み聞きか?異常性癖は感心しないぞ」

一夏「何でそうなるんだよ!千冬ね」

織斑先生「学校では織斑先生と呼べ」

開発「学習しないね。早く戻ろ。復習は忘れないでね、此の儘の実力だと初戦で敗退するよ」

一夏「わかってるよ…」

織斑先生「開発」

開発「?」

織斑先生「ウチの愚弟を頼む」

部屋に戻った僕はベッドに寝転んでボーデヴィッヒの事を思い出した

開発(ラウラ・ボーデヴィッヒなぜ彼処迄織斑先生に執着している。何で一夏を彼処迄恨む。しかもボーデヴィッヒの声凄く震えていた。あれは大事な人に嫌われるかもしれない恐怖からくるもの、もしかして第二回IS世界大会「モンドグロッソ」の決勝戦当日に起こった誘拐事件と関連があるのか。名前は載ってなかったがあれは一夏の事か。そういえば織斑先生は一時期独逸軍の教官をしていた、だからといって一夏には手を出させない、ダメだ。考えても浮かばない。ん?気付かなかったけどシャワーの音。シャルか。そういえば同部屋になったのをすっかり忘れてた。一度に問題が起こりすぎだよ。ボーデヴィッヒの事一夏の事。シャルの事。これ以上は処理が追い付かない)

僕はある事を思い出した

開発(そういえばボディーソープが切れていた筈)

僕はボディーソープを持ってシャワールームに入った

開発「シャル御免ね。ボディーソープが」

シャル「さっ…さっ…さと…し?」

僕は目を疑った

目の前には男だと思っていたシャルが生まれたままの女の子の姿でいた

開発(一つ解決した)

それと同時に僕の顔の温度が急上昇して

シャル「わああ。聡!!が発火した。鼻血」

其の儘意識が遠退いていった

第十四話ブルーデイズレッドスイッチその2完